但東暮らし １８７～哀愁のオリーブアナアキゾウムシ～

今年はどの花もみんな例年になくたくさん蕾をつけているのだが、旧玄関前のプランターに植えっぱなしになっているユリも例外ではない。確か去年は１つだけ咲いたのだが、今年はこのまま上手くいけば、５つか６つ咲くかもしれないという状況。なので、毎日こまめに様子を見ているのだが、そのユリの葉っぱの上に誰か座り込んでいる。



iPhoneを近づけても、それほど気にならないようだ。何か考え事でもしているのだろうか。



別の角度から撮ってみた。多少身構えたりはされるのだが、走って逃げるとかいう気はなさそう。



ああ、この方によく似たお方に以前会ったことがある。ここに出てきたお方だ。ということは、あなたもやっぱりオリーブアナアキゾウムシ。

考え事のじゃまをしては悪いので、そっとその場を立ち去ることにした。なんか、あの小さな背中に、何とも言えない哀愁を感じてしまったなあ。まあ、私が脳天気すぎるのだがな。虫にも劣るよなあ。ったく。


妹に買ってもらった宝物のような図鑑。著者は、いつもネットで見ているサイト「昆虫エクスプローラ」の川邊透さん。ものすごくシンプルな図鑑。自分が撮った写真とバーッと照らし合わせて、その虫が誰なのかもしくは誰の仲間なのか、素人でも見つけられる。

	昆虫探検図鑑1600 -写真検索マトリックス付-
	クリエーター情報なし
	全国農村教育協会