先日のco-opの配送で母が定期購読しているステーションという雑誌が届いたので、午後の面会予約をとって車で出かけた。
車で出かけたと簡単に書いてるが実はなかなかの決心が必要で、それというのも私は60歳ぎりぎりで免許をとって、そこから9年ほぼペーパードライバー。
あまりにも運転が下手っぴ〜で夫に匙を投げられ、「お前の運転する車の助手席には死んでも乗らない」宣言をされていた。
だがしかし、昨年になって夫は命が惜しくなくなったのか、「練習してみる?」と言い出したのだ。
おかげさまで母のいる施設までなら、どうにかこうにか運転して行ける。ということは、そこより近くにある喫茶店にも行けるということなのだ。
だが、そこより先にはなかなか行けない。というか、行かない。
これは、私のドラクエのやり方を考えてみればよくわかる。ドラクエと言っても、一番最初の「なんか人が横向きに歩いてはるやん」というやつだ。
私は、なかなか先に進めない。というか、進まない。そのエリアを歩き回り自分より弱い敵を倒し、過剰なくらいHPを上げて過剰なくらい武器を装備し、それからやっと次に進む。
そんなことをやっている時、あまりの進まなさに同情したのか、二男(もちろん当時は小さいお子さんだった)が代わりにやって先に進ませてくれるというので、お願いしてみた。
凄かった。見たこともないエリアに到達できた。だがしかし、周りは自分よりはるかに強い敵ばかり。武器はというと竹竿だか何だかそんなの一つ。どこいってん、私の武器は。どこいってん、私のHPは。どないすんねん、こっから先。
だから当分の間、私は母の施設より向こうには行かないと思う。
母は元気そうだった。私よりずっと。まだ夏物のレースのベストを着ていた。「冬物のベスト、この間持ってきたやろ」と聞くと、下にco-opで買ったきれいな黄色の服を着ているので、黒いレースのベストの模様が映えるかと思ったそうだ。ううむ、確かにそれは一理ある。
帰りに喫茶店に寄ろうかとも思ったが、日暮れまでまだ時間があるので、きのうの剪定の続きをやることにした。
ボサボサのツツジの枝の間から、チガヤやらカラムシ(たぶん)やらが生えていて、飼い主に捨てられて何年も徘徊している長毛種の犬みたいなことになっている。
剪定の時期が過ぎているので、ここも剪定鋏一丁で挑む。やっぱり単に電動の庭木バリカンより、剪定鋏が好きなだけなんだろうと思う。
あたりはすっかり薄暗くなったが、なんとかここまで整えた。でも、裏庭のツツジはまだあるのだよなぁ。
夜は癒し部部長のヒロタ亀緒氏によるホイミによりHPを回復。夫が呼ぶと寄ってくるのに、私が呼んでもなかなか寄って来てくれない。
2016年から親の介護で自宅と実家を行ったり来たりし、コロナ禍の折にはほぼ実家にいたので、2004年からの部下である私のことを忘れてしまわれたのであろう。以前は駆け寄って膝に乗ったりしてくれたのだがなあ。
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