いきがかり上いたしかたなく・ぶろぐ

寄る年波には勝てないし難しいことは出来ないし、行き掛かり上致し方なくブログに頼ります。

ごめんなさい

2005-07-21 03:41:41 | 自由詩

どこにもありはしない物を
欲しがったのは私
私の中の子ども

透き通った水の中から
あなたを見ていたのは私
私の中の子ども

ビー玉を足もとに落とす
悲しくなんかないよ
ビー玉を見ている
泣いてなんかいないよ

私の足の下にはもう
何百個ものビー玉が沈んでいて
夜になるとキラキラ
青い水の底で光り始める

見つかるはずのない物を
欲しがったのは私
私の中の子ども

遠い丘の上から
あなたを見ていたのは私
私の中の子ども

歩き始める前に
言わなければいけなかった
さよならより先に
言わなければいけなかった


古村哲也君のサイトに投稿した詩。テーマは「ごめんなさい」。私の人生ときたらもう謝り倒す日々です。
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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
 (ころりん)
2005-07-21 08:41:35
素敵ですね。

しっかり、自分の心の中を

見つめている。

やさしい女の子を

感じます。
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うわ、ありがとうございます (林本ひろみ)
2005-07-21 09:25:19
詩だけ見ると若い女の子みたいですね。



10年くらい前、パソコン通信時代にこんな詩ばっかり書いていたら、勘違いのメールが何通も来たので申し訳なくて、以後年齢をアナウンスしまくっています。



当時「40です!」と表明したら、見事にメールが来なくなりました。皆さん、正直すぎです。

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アハハハ (ころりん)
2005-07-21 11:12:22
そうなんですか~

そんなもんですか



精神年齢だったら負けないんですけどね





青春は年齢ではないですよね。

常に青春しましょうね~~

なんていっている私・・。
返信する
精神年齢は (林本ひろみ)
2005-07-21 13:10:12
低すぎです、私は。

青春まで到達してません。



アリの行列にはついていくし、飛行船を見上げてて電柱にはぶつかるし。



でも大人になりたくない気もします。(だからもう50でしょうに)

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