いきがかり上いたしかたなく・ぶろぐ

寄る年波には勝てないし難しいことは出来ないし、行き掛かり上致し方なくブログに頼ります。

川端一生さんの『はいまん彩展』

2008-05-03 23:29:15 | 出来事
久々に街中に出かける。栄の妙香園画廊の3階で川端一生さんの個展が開かれているのだ。

この妙香園というのはお茶屋さんなのだがそのお店の上の階が画廊になっている。きょうは3階、4階、5階でそれぞれ別の人の個展が開かれていた。

エレベーターが止まって扉が開くとそこはもういきなり個展会場の中という構造で、心の準備も何もできないな、これは。川端さんの作品は穏やかで優しいからいいのだが、私とすごく相性の悪い作品が並んでいた場合はたいへんだ、この構造は。

今回の川端さんの作品の中で私がいちばん好きだったのがこのクモの絵だ。私がそう言うと川端さんは少し驚いておられた。クモは人気がないのかな。とてもきれいだと思うのだがな。ジョロウグモなどは本当に妖しい美しさだ。

川端さんと話したのは何年ぶりだろう。同じ漆塗りの工房に関わっていた方なので当時の話が出ると懐かしい。ちなみに今回同じ妙香園画廊の4階で『彩漆画』展を開いておられる森敏夫さんも同じ工房に関わっておられた方だ。この方の作品は漆が使われていてちょっと珍しい。今はあの工房はどうなっているのか知らないが。工房の先生は確かカルチャーセンターで講座をやっておられるはずだ。

たまたま今回3つの個展をいちどに見て、しかも建物の構造のせいもあり、絵には描いた人そのものが出るのだということをより強く感じさせられることになった。いろんな人の絵がまざった状態で展示されている場合はあまりわからないのだけれど、個展は絵だけではなくてその展示されている部屋がその人そのものになってしまうのだなあ。

川端さんの『はいまん彩』展も森さんの『彩漆画』展も6日まで。名古屋市中区栄3丁目14番14号の妙香園画廊にて。午前10時~午後5時。最終日のみ4時まで。入場無料。よろしかったらぜひ。この建物の7階では美味しいお茶もいただける。

5階の個展は私とあまり相性がよくなかった。でもあなたとの相性がどうなのかはわからない。
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2 コメント

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うれしかったです (issei)
2008-05-04 23:56:18
久々にお会いできましたねえ。

ちょっとスリムになったんじゃないですか。

なつかしさというのは妙な安心感を感じるもの
だというのを知りました。

いただいたおみやげは展示場に持ち込んで
我が茶菓子にさせていただきます。

ありがとうごだいました。

いつかは林本さんの展示場で会いたいですねえ、
楽しみにしていますよ。
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久々に (林本ひろみ)
2008-05-05 11:39:30
話し込んでしまいましたね。いつのまにか閉館時間になっていてびっくりしました。

私もいつかまた個展が開けるといいのですけど。
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