いきがかり上いたしかたなく・ぶろぐ

寄る年波には勝てないし難しいことは出来ないし、行き掛かり上致し方なくブログに頼ります。

やっぱりGoogleマップは必要だった

2019-10-20 22:54:00 | 出来事
きょうは、先日和歌山まで行った親の用事の後半戦で、夫と2人新幹線で京都に行ってきた。

和歌山からは4寺合同2台のバスで京都に来られることになっている。私らは京都の西本願寺さんの駐車場で、そのバスを待って9時に合流。

目的地は大谷本廟なのだが、まずは西本願寺さんを団体で参拝。ご住職さんが交代で、いろいろ説明してくださった。内部は写真撮影禁止の表示が至るところにあったので、写真は撮っていないが、しっかり見てきた。

虎の間という部屋の板戸には、たくさんの虎が描かれていたが、明らかに虎じゃないのも半分くらいいた。豹やん、これ。どっからどう見ても豹やん。

帰ってきてから調べたら、昔の人は虎のメスが豹だと思っておられたらしい。なるほど。実家のあたりで、ヘリカメムシとかサシガメとかみたいなでかいカメムシのメスがクサギカメムシだと思っている方が多いのと同じような感じだな(そうかしら?)。

さらに、その虎の間の虎。なんかダブダブした感じに描かれていて変だなと思ったら、ご住職さんの説明によると、虎退治で有名な加藤清正が朝鮮出兵の際に持ち帰った虎の皮を、誰かに着せてそれを描いたらしい。日本には野生の虎はおらんからな。それでなんか弱っちい感じなのだな。

他にも、いろいろな部屋に描かれいる植物が面白かった。天井一面に描かれたたくさんの花。よくよく見ると、根もとを束ねて紙か何かを巻きつけ花束みたいになったのが幾つもあった。

なんで紙が巻いてあるんだろうと夫に言ったら、描いてるうちに萎れるからでは? と。なるほど。水で湿らせた紙や布が巻いてあるのか。でも、なんでわざわざその紙まで描いたんだ? 描いてないのもあるのに。

廊下の天井一面に書物や巻物が散らばっている絵が描かれているところもあった。その中に1匹だけ猫が描かれていて、大事な書物が鼠に齧られないように睨みをきかせている八方睨みの猫ということだったが、思いのほか小さな猫で、これでは鼠に勝てないかもしらん。

壁の金具とかの形や模様もいろいろあって、面白かった。

西本願寺さん参拝の後は、バスに同乗させてもらって大谷本廟まで。用事をすませて、私らはここで和歌山の皆さんとは別れて別行動。




夫が大谷本廟から徒歩で清水寺まで行けると言うので、行ってみることにした。私は恐るべき方向音痴なのだが、iPhoneのGoogleマップさえあればどこへでも行ける。で、途中まではGoogleマップを見ながら歩いていたのだが、五条坂まで来たらGoogleマップは不要になった。ずらーっと人の列ができていて、その後について歩いていけば、自動的に清水寺に到着するという状況。



ヒーヒー言いながらなんとか到着。夫が「もうここまででいいかな」と言う。いやいやいや、清水寺に来て、清水の舞台は見ずに帰るんかい。



清水の舞台。こんなことになってた。改修工事中らしい。



ぜんぜん舞台の上に出られん訳ではない。真ん中のちょこっとだけ出られるようになっている。あああああ、なんか思ってたのと違う。




でもまあ一通り見て、そろそろ帰ろうかと。夫が地下鉄があるはずだからと言うので、そこまで歩くことに。

しかし、どんだけ歩いても地下鉄なんてない。バスではあかんのか? 途中、京阪の駅があったので見に行ったが、五条駅まで歩いてそこから地下鉄と。いやいやいや、五条まで歩くんなら京都駅まで歩いても大差ないやん。ううむ。清水寺でGoogleマップを見るべきだったな。夫がタクシー乗るか? と聞いてくれたが、ここまで歩いたんならもう最後まで歩く。足がめっちゃ痛いけどな。

しかし、みんな結構ぞろぞろ歩いておられる。ガイドブックやスマホを見ながら歩いている方が多い。「清水寺ですか? 歩いていけますよ。遠いけど」と言いたくてたまらん。



はい。東本願寺さんに到着。京都タワーが見えてきたし。清水寺から1時間弱歩いた。大谷本廟から清水寺までも歩いたしな。



もう2時を回っていて、お腹は空いてるし喉は渇いてるし、京都駅で遅いお昼ご飯。セレーノ食堂というお店。



美味しかったのだが、ちょっとおかしなことがあった。私はもう食べ終わり、夫はあとライスが少し残っているという状態の時、私の食器を下げに来たスタッフさんが、夫の空いたお皿と一緒に使っていたナイフとフォークも持っていった。おいおいおい。

でもまあ、テーブルの上のカゴの中にまだお箸も入ってるから大丈夫。と思っていたら、お水を入れに来た別のスタッフさんがそのカゴまで持っていこうとした。

こらこらこら。夫の前にはライスが入った皿だけがある。どうやって食べるんだい。さすがに「お箸は置いといてくださ〜い。手づかみで食べることになるんで」と声をかけた。

いや、ここはやはり夫に犬っぽく食べてもらうべきだったかしら。



あ〜あ。なにこの歩数計の記録。
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