実家を片付けていたら母のカホンが出てきた。ケースは埃まみれだったが中身はほぼ触っていないような状態。
私が買った時に母にも勧めたんだと思う、たぶん。前からドラムを叩いてみたいと言っていたから。まあ、ドラムとは音色がずいぶん違うけど。だがカホンにしといてよかった。ドラムセットが埃をかぶって実家に放置されていたらと思うとゾッとする。
で、見つけたので叩いている。自宅には私のカホンがあるし、これで担いで移動しなくても練習はできる。とか言って、私のカホンも名古屋で放置されているのだが。
ところで、この埃のかぶり具合からするとかなり前から放置されていたのだと思う。実家にいる時はほぼ毎日入る部屋なのに、ずーっとそこにカホンがあることに気づかなかった。他の部屋と同じようにAmazonの段ボール箱とか、その他の箱がカホンの上に積み上げられていたからだ。
いったいどれほど放置されていたのか確かめてみた。私がカホンを買った後であることは間違いないので、このブログで記事を検索してみた。
うわぁ、マジですか。大昔ですやん。初めて生でカホンの演奏を見たのが2006年2月の藤が丘WEST DARTS CLUB。当時『ち〜One』というオープンマイク的なものがあって、初めて行ってみたまだ51歳の私は見事抽選に外れて朗読できないはずだったのだが、オマケでやらせてもらえた。
その日、マカロニクラブフィンさんというグループも出ておられて、その中にカホンを演奏している男の方がおられたのだ。カッコよかった。すごくすごくカッコよかった。
で、昔も今もアホなので、その2ヶ月後にはカホン工房アルコさんのカホンを買っていた。その時のブログに「カホンを叩きながら朗読するアートセラピストのカッコイイばあさん」になると書いてある。紛うこと無きアホ。そして、10年くらいは猶予期間があるとも書いていた。猶予期間過ぎとりますで。さらに、アートセラピストの資格をとったNPOは解散してしまったのでアートセラピストでもない。今からだと「カホンを叩きながら朗読するただのばあさん」にだったら、なることは可能。
それにしても、14年前には、ネットにこんなにたくさんカホンの叩き方を教えてくれる動画なんてなかった。しかもどの動画もとっても親切。カホンの説明から座り方や構え方まで教えてくれて、すごくゆっくりから徐々に速く叩いて見せてくれる。しかも、叩いている自分の目から見た状態の手の動きも画面に表示されたりしている。
リズムパターンを最初にいっぱい教えてくれる動画もあって、ほかの動画を見たときに「あ、これはMのパターンの次にLのパターンがきてる」とかわかる。
本当に初歩の初歩からYouTubeで習えている。思えば当時は、とんでもなく難しい地点から出発していたのだよなぁ。絶対死ぬよという軽装備でな。
しかしだからと言って、私のこのリズム感のなさは昔と変わらないし、手の動きの速度は確実に昔よりめっちゃ遅くなっている。まあ、叩きながら朗読だからな。そんなに難しい奏法はできなくてもいいよな(こらこらこら〜っ!)
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