メダカはエラ呼吸なんですが

きょう、近所のスーパーにボタン浮き草とヒメダカを買いに行った。そこに売っているのは前々から見て知っていたので、買い物のついでにと思ったのだ。

亀緒君の水場に入れるために買ったホテイアオイが、庭の発泡スチロール容器で増えつつあるのだが、そのままにしておくとボウフラがわいてしまう。メダカか金魚でも入れる方がいいかなと思ったわけなのだが、いやまさかねえ……。

買い物をすませ、スーパーの入り口近くの花屋さんに寄る。ボタン浮き草とホテイアオイがたくさんあるのだが、あまり管理がよくない。枯れた葉っぱは取るなり何なりしないと水が汚れるし見た目もよくないよ。

だがしかし、管理の行き届いたお店に行くには自転車で１５分以上かかる。仕方ないな。「ヒメダカ２０匹５００円」（もしかしたらメダカと書いてあったかも。ヒメダカなんだが）と書いてあったので「２０匹ください」と言う。１０匹買うより割安だったし、発泡スチロールの容器がけっこう大きいのだ。

で、パートらしいおばさん（たぶん私より若いのだが）が、大きな陶器の水鉢に網を突っ込みすくい始めた。え？これはディスプレー用ではないのか。これをすくうのか。じゃあ、このワサワサ入ってるボタン浮き草をまずどかした方がいいんでは？

おばさんは網でヒメダカを追い回し始めた。「あ、逃げる」って、あんたそりゃあ逃げますがな。もっとそーっと網を近づけて、ヒメダカが網の上を通った時にすくい上げんと。「つかまらない」まあね、ヒメダカも必死ですしね。

これは２０匹は無理だなと思い「１０匹でいいですから」とお願いしたのだが、泳いでいる魚は数えにくい。たとえそれが１０匹でも。確かにね。

だがだが、おばさん（私よりはあきらかに若いんだし）。頼むから、たった今ヒメダカをすくい上げた網を右手に持ったまま、左手に持った容器の中のヒメダカの数を数えるのはやめてくれ。これには日頃はけっこう温厚な（時もある）私も切れる。

「メダカそのままだと死にますよっ！！」

奥から他のおばさん（この人も間違いなく私よりは若い）が出てきて、メダカすくいを交代された。少し手際はいい。何より、すくったヒメダカをただちに容器に入れる点がすばらしい。


他のお客さんが来て、メダカの飼い方を質問されていた。でも、定かにわからない様子。仕方ないよな、花屋さんなんだしな。でも、売ってるんだからさ、ちょっとくらいはわかっていてほしい。普通の魚はエラ呼吸ですから。