但東暮らし 137〜ウグイスの恩返し〜

けんこう会館の前の桜が咲いた。見るからに高齢者という感じの木なのだが、今年もたくさん蕾をつけている。でも、雪で折れた枝が何本かまだぶら下がった状態で、とても痛々しい。



デイサービスの車を待っていたら、家の前をシジュウカラが行ったり来たりしている。

父を見送ってから、すぐにP610さんを持って来た。シジュウカラがキウイの棚から裏庭の方に飛んで行くのが見えたので、急いで追いかける。



まるで待っていてくれたかのように、裏の溝の撮りやすい位置で静止。珍しくちゃんと撮れた。



と、シジュウカラのすぐそばにジョウビタキの雌がいる。そっとそばに近寄ったが、また逃げずに待っていてくれた。



ちょっと離れた場所にとまったけれど、また撮れるまで静止。とても可愛く撮れた。

実家の庭で、しかもこんなにきれいに撮れるなんてと思い、友だちにメールしたら、「ウグイスが呼んでくれたのかも」という返事がきた。

そうか。そうかも。シジュウカラやジョウビタキがじっととまっていてくれたのは、ウグイスを埋葬した桃の木のすぐそばなのだ。ありがとう。綺麗な反物織ってもらうよりはるかに嬉しかったよ。ありがとう。本当にありがとう。