このところ肉体的にも精神的にも絶不調なのだが、誰も代わってはくれないので、とりあえず家事はこなさなければならない。
桜の花びらと葉っぱは掃かずにそのままにしておけと言う母が、桜のガクは汚いから掃けと言う。それはなんかおかしいやろと思いながら、もちろんなんと言われようが、花びらも葉っぱもガクも掃く。
そんな私のために、神様が面白いものを見せてくださった。新玄関横のヒマラヤユキノシタの葉っぱのかげに、これはたぶんトガリアミガサダケ。
2つ並んで生えていた。とんがり帽子をかぶった妖精みたいだな。実物を見たのは初めてだが、けっこう大きい。10センチはありそう。
父がこの鉢植えの前を通ると必ず「これは城崎温泉の旅館でもらってきた」という話をするので、その度に「ほほお」とか「へええ」とか(体調のいい時は)様々なリアクションをするようにはしているのだが、この鉢植え、葉っぱが金魚の尾びれみたいなので金魚葉椿という名前らしい。
たぶん私は一度も咲いているところを見たことがないと思うのだが、この春は桜を筆頭にいろいろな花が例年になく頑張って咲いていて、金魚葉椿も幾つか蕾をつけてくれた。
そして、ついに開花。色合いが優しい。この冬の大雪で枝がみんな押さえつけられ広がってしまったが、それでも金魚みたいな葉っぱのかげに、こんなにきれいな花を咲かせて見せてくれた。
だが、私が本当に好きな花は基本的には野草。これはその中でもかなり好きなキュウリグサの花。揉むとキュウリのような匂いがするらしいのだが、まだ試してみたことはない。
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