素敵なオオスカシバ

朝から素敵なことがあった。庭で大きなオオスカシバに遭遇したのだ。オオスカシバというのは昼間飛ぶ蛾の仲間で、ホバーリングしながら花の蜜を吸う。羽は透き通っていて体も蛾らしからぬきれいな色だ。本当に素敵。大好きだ。

小さい頃、このオオスカシバをハチドリだと思い違いしたことがある。ホバーリングして花の蜜を吸っている姿が、いつも見ていた鳥類図鑑のハチドリそっくりだったのだ。まだ小学生だったので、日本にも野生のハチドリがいるのだと思って大喜びしてしまい、急いで父に報告。双眼鏡を渡されて見てみたら、そのハチドリにはくちばしがなかった。当たり前だが。

今朝のオオスカシバはとても立派だった。逃げずに私のすぐそばでホバーリングしてくれた。花も咲いてないマートル（祝いの木）のところで。間近でじっくり見させてもらった。写真を撮ろうと携帯電話を取りに行っている間に、オオスカシバはどこかに行ってしまった。本当に素敵だったなあ。また来てくれないかなあ。