「詩とメルヘン」という本があった。つい最近まで。今は休刊中だ。あのアンパンマンのやなせたかしさん責任編集のまれに見る良心的な投稿誌だった。昔似たような投稿誌が他にもあってそっちにイラストを載せてもらえたこともあったのだが、甘いイメージの絵を描いている人に対しては「詩とメルヘン的」みたいな批評をしておられた。でも「詩とメルヘン」は30年続いたが、そっちの投稿誌の方はすぐに消えていった。
その「詩とメルヘン」には「いちごえほん」という姉妹誌があった。これはうんと昔の話だ。これもまれにみる良心的な子どもと子どもの心をもったおとなのための本だった。で、そういう本というのは残念なことに爆発的には売れたりしない。だから「いちごえほん」も休刊になってしまった。一度復刊するにはしたのだが、普通の商業主義的な本になってしまったため二回買って買うのをやめた。
私はその大昔の「いちごえほん」の投稿者だった。メルヘンが採用になり杉田豊さんという超有名な方に挿絵をつけていただいて掲載してもらえた。はがき童話という超短編よりまだ短い童話も二回掲載してもらえた。
その頃は「詩とメルヘン」に投稿してもさっぱり載せてもらえなかった。時々拾ってもらえるようになったのはオバサンになってからだ。優秀な人は「詩とメルヘン」で使ってもらえるというイラストコンクールにも応募していた。こっちが拾ってもらえるようになったのは、詩よりもまだ後だった。
せっかくちょくちょく載せてもらえるようになったのに、間違って出た「詩のボクシング」(闘志はない人なので、本当はオープンマイクに出たかっただけなのだ)で、報道関係の方の期待を裏切り、たまたま勝ってしまった。勝ってしまったら全国大会に出してもらえる。そうなればどうしても朗読中心になってしまい、「詩とメルヘン」への投稿は、その間休んでしまったのだ。
朗読するようになって知り合いが増えた。今まで行ったこともないイベントに見に行くどころか、出してもらえるようになった。毎日が楽しくて、「詩とメルヘン」は近所の本屋さんに頼んで届けてもらっていたのだが、しばらく目を通すこともなかった。
そして、そろそろ投稿に戻ろうと思って開いた「詩とメルヘン」に休刊のお知らせが載っていたのだ。それでも最後の投稿にはぎりぎり間に合って、メルヘンを載せてもらうことが出来た。昔「いちごえほん」に載せてもらったはがき童話のお話の続きだ。
うんと古い「詩とメルヘン」と「いちごえほん」は、絵の教室に置いておいたら、ネズミに齧られボロボロになってしまった。仕方なく無事な本は自宅に持って帰り、以後自宅の方に置いている。でもこれだけしかない。「詩とメルヘン」が80冊。「いちごえほん」が4冊。本当はもっといっぱいあったのに。
久々に目を通す。最近お知り合いになった方たちが、実は「詩とメルヘン」の常連の投稿者さんでしかもみんな何かの賞をもらっておられる。私は最終選考に残った人のところに名前が出ていることが多くて、ちゃんと見開きに挿絵もつけて載せてもらったことはそんなにない。みんなすごい方ばかりだったのだと、改めてびっくりする。
夕べ読みかけたらずっと読んでいて、きょうは何というか、目から血が出そうな気分だ。けど、私はやっぱり「詩とメルヘン」な人なんだよ。
その「詩とメルヘン」には「いちごえほん」という姉妹誌があった。これはうんと昔の話だ。これもまれにみる良心的な子どもと子どもの心をもったおとなのための本だった。で、そういう本というのは残念なことに爆発的には売れたりしない。だから「いちごえほん」も休刊になってしまった。一度復刊するにはしたのだが、普通の商業主義的な本になってしまったため二回買って買うのをやめた。
私はその大昔の「いちごえほん」の投稿者だった。メルヘンが採用になり杉田豊さんという超有名な方に挿絵をつけていただいて掲載してもらえた。はがき童話という超短編よりまだ短い童話も二回掲載してもらえた。
その頃は「詩とメルヘン」に投稿してもさっぱり載せてもらえなかった。時々拾ってもらえるようになったのはオバサンになってからだ。優秀な人は「詩とメルヘン」で使ってもらえるというイラストコンクールにも応募していた。こっちが拾ってもらえるようになったのは、詩よりもまだ後だった。
せっかくちょくちょく載せてもらえるようになったのに、間違って出た「詩のボクシング」(闘志はない人なので、本当はオープンマイクに出たかっただけなのだ)で、報道関係の方の期待を裏切り、たまたま勝ってしまった。勝ってしまったら全国大会に出してもらえる。そうなればどうしても朗読中心になってしまい、「詩とメルヘン」への投稿は、その間休んでしまったのだ。
朗読するようになって知り合いが増えた。今まで行ったこともないイベントに見に行くどころか、出してもらえるようになった。毎日が楽しくて、「詩とメルヘン」は近所の本屋さんに頼んで届けてもらっていたのだが、しばらく目を通すこともなかった。
そして、そろそろ投稿に戻ろうと思って開いた「詩とメルヘン」に休刊のお知らせが載っていたのだ。それでも最後の投稿にはぎりぎり間に合って、メルヘンを載せてもらうことが出来た。昔「いちごえほん」に載せてもらったはがき童話のお話の続きだ。
うんと古い「詩とメルヘン」と「いちごえほん」は、絵の教室に置いておいたら、ネズミに齧られボロボロになってしまった。仕方なく無事な本は自宅に持って帰り、以後自宅の方に置いている。でもこれだけしかない。「詩とメルヘン」が80冊。「いちごえほん」が4冊。本当はもっといっぱいあったのに。
久々に目を通す。最近お知り合いになった方たちが、実は「詩とメルヘン」の常連の投稿者さんでしかもみんな何かの賞をもらっておられる。私は最終選考に残った人のところに名前が出ていることが多くて、ちゃんと見開きに挿絵もつけて載せてもらったことはそんなにない。みんなすごい方ばかりだったのだと、改めてびっくりする。
夕べ読みかけたらずっと読んでいて、きょうは何というか、目から血が出そうな気分だ。けど、私はやっぱり「詩とメルヘン」な人なんだよ。
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