親のおやつの用意をしてから私もお茶にしようかと思ったのだが、『いや待て待て。あしたは可燃ゴミの日』と思い、前々からやらねばと思っていた旧玄関前のキンモクセイの枝を切ることにした。
またビフォーの写真を撮り忘れたがとにかくボサボサで、風が強いと私が寝ている部屋の窓に、伸びた枝がバンバン当たるのだ。
てっぺんまでは厳しいかもしれないが、高枝切り鋏をめいっぱい伸ばせば、かなり上の方まで届きそうな感じだ。ずっと上を向いたままの作業なので、まあそれなりにはきついのだけれど。
木を見上げて作業をしていると、頭の真上の空を鳥が横切っていく。空はとても広いはずなのに、何度も鳥がキンモクセイの上を飛んでいく。高枝切り鋏をお腹のあたりで支えたまま、鳥が通り過ぎるのを見送る。映画のワンシーンのような光景。
サルスベリは細い枝でもとんでもなくかたくて、何度も何度もロープを引っ張らないと切れなかったのだが、キンモクセイは嘘みたいにサクサク切れる。連続でパンパンパンと切っていく。
思った通り、高枝切り鋏をうんと伸ばせば、てっぺん近くまで切ることができた。もう少し伸ばせないことはないのだが、そうするとバランスがとりづらい。非力なので支えきれず、とんでもない方向に高枝切り鋏を倒して、キンモクセイの枝ではなく高枝切り鋏で窓ガラスを破壊する可能性もある。
てっぺんは諦めて、とりあえず枝を短くし、風が吹いても窓ガラスや庇に当たらないようにはした。相変わらず、剪定ではなく下手くそな散髪だが、まあ良い。私が良ければそれで。
私が高枝切り鋏を振り回している最中に、また母が杖を持たずにやって来たので、「杖を持たずに出てきてはダメ」「そんなところにいると、落ちてきた枝が当たる」と注意。
しばらくすると父と母は散歩に出かけ、切った枝を集めたりゴミ袋を取りに行ったりと走り回る私とは対照的に、桜の下のベンチのあたりでのんびり花を眺めたりしているようだった。まあ、よく見てないので確かではない。とにかくこっちは常に小走り。
そんなに長時間切っていたわけではないのだが、切ったキンモクセイとナンテンを可燃ゴミの袋に詰めたら、全部で6個にもなってしまった。通常のゴミと合わせて7袋もゴミ置き場に運ぶ。
高枝切り鋏での作業、やってる最中は面白いので気付かないのだが、夕飯のしたくを始めるあたりから急激に疲れが出てくる。今、身体中がめちゃめちゃ痛い。疲れ方が半端ない。なので今夜もまた、このまま風呂入って何もせずに寝てしまいそう。
でもまあ、キンモクセイが思いきりスッキリして良かった。明日以降は、裏庭に積み上げたままになっている枝を短く切っていこいの杜に運ぶのと、プランターにギュンギュンになっているギボウシを裏庭の半日陰くらいの場所を探して移植するのをやらねば。
ほかに植え替えたいものもあるし、庭の苔がいい感じに生えてきているあたりの草引きもしたいし、本当に庭仕事はきりがない。まあ、家の中の片付けもやらないかんのだがな。
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