いきがかり上いたしかたなく・ぶろぐ

寄る年波には勝てないし難しいことは出来ないし、行き掛かり上致し方なくブログに頼ります。

劇場への招待「放浪記~林芙美子作品集より」を見ている

2005-05-23 01:03:21 | 出来事
今、NHK教育で、森光子さん主演の「放浪記」をやっている。嬉しいなあ。前から見たかったのだ。blog書きながら見るつもりだったのだが、ほとんど手は止まっていた。

林芙美子さんの作品は正直言ってほとんど読んでないような気がする。というか、本が好きなわりにものすごく偏ったものしか読まない。有名な文学作品だって、子どもの頃に親が買ってくれた「少年少女世界名作文学全集」でしか読んでないし、大人になってから読み直してみると、あれってダイジェスト版みたいな感じなのだ。

後は、小中学生の頃、実家の本棚に並んでいた父の本(文学全集)を読んだりはしていたが、私のこれまでの人生で1番賢かったのは小学校5年生~中学1年生くらいの間で、後は下る一方。年々、バカの記録を塗り替えつつ生きているのよね、まったく。

それにしても壮絶な人生だったのだなあ、林芙美子さんという人は。瀬戸内寂聴さんも、宇野千代さんも、凄いなあと思っていたけれど、木賃宿で原稿を書いている林芙美子さんというのは物凄い。ああまでして書き続けるというか、書かずにおれない何かがあるからこそ、作品に訴えかける力が生まれるのだろうな。

私などはボーっと育ってきて、そのままボーっとこの年になっているので、そういう人はそういう作品になってしまうのだろうな。でもボーっとしてるのも悪くはないような気もするけど。と、この考え方自体が、すでにボーっとしていたりする。

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