朝からだらだらしていたので、新日曜美術館をちゃんと見られた。この時間は家事をやっているか、そうじゃないとまだ寝ていたりするので(おいおい)、ちゃんと座って見ていることは少ないのだ。
今朝は洋画家の松田正平さんが取り上げられていた。知らない名前だと思ったのだが、犬の絵が出てきて「あ、見たことがある」と思う。
番組の中で「犬馬難鬼魅易」という言葉が出てきた。これは鬼や化け物のような想像上のものを描くことは易しいが、犬とか馬のようなありふれたものを描くのは難しいという意味で、松田正平さんが好きな言葉だったらしい。
ゲストで出ていた片岡鶴太郎さんが「演技でも普通の人を演じるというのはとても難しい」と言っておられたが、確かにそうだろうなと思う。それにしても鶴ちゃん、昔とはすっかり別の人になってしまったなあ。ジミー(大西)ちゃんもだけど。
で、番組の中で紹介されていた松田正平さんの絵は、ぱっと見には何だか子どもが描いたようにも思えるのだが、アップになると、その何でもないような背景が幾重にも塗り重ねられ削り取られたまた塗り重ねられたものであることがわかる。というか、それより何よりとても美しいのだ。
松田正平さんの自画像が年代順に紹介されたりもしていたが、最後の方の2枚は見ていてこちらまでニコニコしてしまうような楽しい絵で、ああ、こういう絵が描けたらいいなあと思う。
やりたいことはいっぱいあるのに、身体がついていかない。ブラウスも結局、大塚屋で布を買ったまんまになっているし。パステル画も描きたいし、写真を撮ってある雑草の絵も描きたい。ワトソン紙を買いに行かないといけないのだが、名駅に出た時に東急ハンズに寄るのをつい忘れてしまう。
松田正平さんのように自分のスタイルを見つけられるかどうかが大事なことだなあ。なんとなく見つけられそうな予感はしているのだけれど、ずっと。たぶん精進の仕方が足りないのだろう。だらだらだからな。
今朝は洋画家の松田正平さんが取り上げられていた。知らない名前だと思ったのだが、犬の絵が出てきて「あ、見たことがある」と思う。
番組の中で「犬馬難鬼魅易」という言葉が出てきた。これは鬼や化け物のような想像上のものを描くことは易しいが、犬とか馬のようなありふれたものを描くのは難しいという意味で、松田正平さんが好きな言葉だったらしい。
ゲストで出ていた片岡鶴太郎さんが「演技でも普通の人を演じるというのはとても難しい」と言っておられたが、確かにそうだろうなと思う。それにしても鶴ちゃん、昔とはすっかり別の人になってしまったなあ。ジミー(大西)ちゃんもだけど。
で、番組の中で紹介されていた松田正平さんの絵は、ぱっと見には何だか子どもが描いたようにも思えるのだが、アップになると、その何でもないような背景が幾重にも塗り重ねられ削り取られたまた塗り重ねられたものであることがわかる。というか、それより何よりとても美しいのだ。
松田正平さんの自画像が年代順に紹介されたりもしていたが、最後の方の2枚は見ていてこちらまでニコニコしてしまうような楽しい絵で、ああ、こういう絵が描けたらいいなあと思う。
やりたいことはいっぱいあるのに、身体がついていかない。ブラウスも結局、大塚屋で布を買ったまんまになっているし。パステル画も描きたいし、写真を撮ってある雑草の絵も描きたい。ワトソン紙を買いに行かないといけないのだが、名駅に出た時に東急ハンズに寄るのをつい忘れてしまう。
松田正平さんのように自分のスタイルを見つけられるかどうかが大事なことだなあ。なんとなく見つけられそうな予感はしているのだけれど、ずっと。たぶん精進の仕方が足りないのだろう。だらだらだからな。
さっそく教えていただいたHPを見に行ってきました。
詳しく書かれていますね。
仲仲治さんが教えてくださった「気まぐれ美術館」のことも出てたり、他の本のこともいろいろ書いてあって、どれも読んでみたくなりますね。
本当にありがとうございました。
松田正平さのこといろいろ検索していてこちらのブログにお邪魔しました。
テレビにも登場していた正平さんがモチーフにした島の出身者の方が書いたHPを発見しましたので一応紹介しておきますね。
http://www.vesta.dti.ne.jp/~iwaisima/uraurastory76.htm
たぶん2、3日中には手元に届くはず。楽しみです。
実は私もダリは好きではありません。同じ理由です。あと、奇麗すぎるのが好みじゃないんです。ミロもそんなに惹かれませんし……。
私も画集は図録ばかりです。
でも写真集はたまにいいやつを買います。いや、一万円以上もする写真集は新品では買ったことないか……。貧乏なので。
洲之内徹が美術評論家と呼べるかどうか、私には分からないのです。小林秀雄が白洲正子に「もう洲之内徹しか読まない」と言ったのを、白洲正子は書いていますが、小林秀雄という人は近代批評の雄であるくせに、美術批評に嫌気がさしていた人なのです。
先日調べて驚愕したのですが、「気まぐれ美術館」がどうも廃刊になったみたいで、文庫の古本に新品の倍の価格が付いていました。
洲之内徹は生前から批評家に人気があったのですが、素人受けしない人で、洲之内徹自身もそういう画家を取り上げて書いたり、個展をしたりしています。
ボッスの他にポール・デルボーとかマグリットとかエッシャーが好きなんです。ダリはあまり好きじゃない。にぎやかすぎるので。
絵でも文章でもしーんとしたのが好きなんです。
高い画集は持ってませんが。展覧会の図録とかばかり。
特にあまり知られていない画家となると。
個人的に好きな松本俊介の画集は三万と二万円です。
洲之内徹がいい画集だと褒めていました。
私は見たこともありませんが……。
ヒエロニムス・ボッス、初めて見ました。
林本さんの絵になんとなく似ている感じがしました。
シュールですね。
洲之内徹は知る人ぞ知る人で、本当にいい評論をします。
読みやすいし、あっと言われる何かがいつもあります。
こちら、新潮文庫で三冊出ていますが、続きは廃刊になっていて、かなしいです。
「気まぐれ美術館」、ちなみに「芸術新潮」で連載されていました。
番組でも出てきたのですね!
はじめまして。
白昼夢倶楽部も見に行ってくださったのですか。ありがとうございます。まだ自分のスタイルがつかめないままです、私は。
どうぞよろしくお願いします。
☆仲仲治さんへ
あ、その洲之内徹さんのことも番組の中に出てきてたと思います。その本、私は読んだことないです、たぶん。
それと松田正平さんのすごく面白そうな本を見つけたのですが、あまりにも高くて絶対買えません。
http://www.asobi-jyutsu.jp/kimagure.htm
名古屋市のどこかの図書館が持ってれば予約するけど、こんな高い本は予約しても図書館であらたには買ってもらえそうもないです。図書館もなかなか厳しい状況らしいので。
ユトリロ、中学生の頃はちょっと好きでした。でも1番好きなのは、ヒエロニムス・ボッス。
http://www1.megaegg.ne.jp/~summy/gallery/delight.html
数えるほどしか絵を見たことはありませんが、気になっております。
番組、とても見たかったです。
確か美術の雑誌に、寅さんシリーズで有名な山田洋次監督が松田正平の絵が素敵だと言っていた記憶があります。
林本さんが知っているか分かりませんが、洲之内徹という美術評論家がいて、その人の「気まぐれ美術館」という本の中で、松田正平さんについてけっこう書いてありました。
今、改めて読み返して、これはのちのち読書感想掲示板で書きたいと思いましたが、画廊の経営者でもあり、日本の画家、それもあまり知られていない画家について書いてある面白い本です。
そういえば先日、ユトリロの「白の時代」の絵がテレビで紹介されていて、久しぶりに見ましたが、あれはやはりいい絵ですね!
本家のサイトの方も拝見し、青を基調にした画に癒されました。ありがとうございました。
また、お邪魔させてくださいませ。