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在りし日のアケビコノハさん。というか、バイトから戻ってみたら、家の前の道に羽を広げて落ちていた。どうしたんだ。今朝はうちのドアの前で元気そうだったやないか。とにかく、そのままでは誰かに踏まれてしまうので、急いで確保し飼育ケース(金魚を飼ってたでかいやつ)に保護。
バイト先の図書館で帰りがけに図鑑を見て、アケビコノハさんは果物の果汁を吸っちゃう害虫だということがわかる。で、アケビコノハさんのために買ってきた巨峰(房から落ちたやつが10粒くらい180円で売っていた)を飼育ケースに入れてみたが、もはや果汁を吸う気力も体力もないようだった。写真では吸ってるように見えるが、これは単にブドウに寄りかかっているだけ。
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飼育ケースは息苦しいかもと思い、蓋も開けておいたのだが、買ってきた冷凍食品をしまっている間に逝ってしまわれた。巨峰は役に立たなかった。
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アケビコノハさんはけっこう大きい。手乗りアケビコノハにしたかったのだがなあ。そっと前脚に触ってみたがもうまったく動かなかった。
残念ながら、昆虫標本を作る道具は持っていない。小学生の頃、夏休みの宿題に昆虫標本を提出したことはあったような気がするのだが、あったとしてもまあ、ほぼ父がやったようなもんに違いない。蝶の胸を圧迫して気絶させた(というか殺した)ことしか記憶にない。
昆虫標本を作るキットはなんぼくらいするのだろうと一応ネットで調べたが、けっこう高いなあ、当たり前だけど。で、たぶん二度と使うこともないと思うので、アケビコノハさんは写真を撮った後、庭に埋めることにした。もしかして、死期を早めてしまったのなら申しわけないけれど、踏まれるよりはいいかも。迷わず天国に飛んで行くのだよ。 なむなむ。
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