木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

仕事する

2012-02-11 23:57:54 | 仕事
社長との約束通り 今日中に小さい方の納品のため仕事してきた
でも正直言うと前日にほとんど完成させてて 今日は1時間くらい一生懸命仕事すれば完成の予定
どっちみち仕事場には行きたかったから残業まではしなかった
10時頃家を出てスーパーで少し買い物をしてから仕事場へ
パソコン開いて寄り道してから11時に仕事開始
あと100枚くらい磨いたら終了
12時頃に完成した
すぐ電話をして社長が製品取りに来てくれたのが1時半過ぎ
ありがとうと言われて受け取ってもらえる幸せ。。
おまけにお茶奢るとまで言ってくれる
その代りちょっとした自慢話に感心しなくてはならない
彼は僕より10歳上で社長ではなく会長だった
いろんな仕事を探してくる苦労話を聞かせてくれたが
それは僕にとっても参考になる話だった
もっとも僕も危機感を持って色んな開拓はしたには違いないんだが・・
まだまだあきらめることはないのかもしれない

昨日の夕方ポタがかぼちゃの煮つけを持ってきた
いつものようにおいしくないけど食べてくれんかと言いながら
その時妹から電話がかかってきたことを話す
長いこと仕事が途切れがちだった旦那がやっと外で働く気になってくれて警備の仕事に就けそうだと
うれしそうに話してたということだ

妹は仏壇の塗り師と一緒になった
母親ポタの実家が仏壇屋で元々仏壇塗装を生業としていた
そこで修行をしていた職人と夫婦になった
妹の方からアタックしていったのだがそれは彼女の性格したら青天の霹靂の出来事だった
彼は結婚するときには郊外に土地を持ち、作業場を建てた
その状態で結婚式
近所でアパート暮らしをしながら間もなく作業場の一角に家を建てた
勿論結婚と同時に独立していた
すぐに若い見習い職人を雇い妹もその下働きをしながら2人の息子を大学まで通わせた
いや実際には大学には息子たちは自分の力で行ったようなもの
教育ローンの返済はまだ続いているようだ
途中から仕事がうまくいかなくなった
職人には暇を出し やがて妹も手伝うことが無くなってきた
スーパーのレジをやり、服屋の店員をやり、今はちょっと利益率のいいお店で働いている
いつからか彼女が生活費の大半を賄うようになった
いい職人だったはず
でも、仕事を取りに出ることはない
仕事が来るのを待っている
腕には自信があるからそれでいいと思ってる
職人は外に出て頭を下げることは苦手中の苦手なのだ
昔ならきっとそれで天寿を全うできたのだろう
でも今はそうはいかん 文字通りそうは問屋が卸さない
苦手なことをやって、少し開拓する
僕も偉そうなことは言えないけど10年前くらいから苦しくなると意を決してちょこちょこと出るようになった
大きな成果があるわけじゃないけど小さな成果はあった
その小さな成果が細々と今の状態を支えてくれてたようなものだ
もう一回それをした方がいいのかな
まだもう少しは余分に働けるはず

本当は違う話をするつもりだったけどこっちに行ってしまった(笑)
まあいいや
人間は苦労しなけりゃ生きてゆけない動物なんだ
だからいつも悩んでいる どこかしら悩みは尽きない
でもそれを忘れさせてくれる喜び幸せも同時に持っている
なかなかそれには気付かない
時々悩みが勝つ
それを凌駕する幸せが来るようにまた努力する
死ぬまで努力すべし
努力してるそのこと自体にまた喜びを感じられるものなんだなぁ
仕事するっていうことはそういうことじゃないかな

コメント (2)
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