木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

新春の奇跡

2013-01-01 18:11:52 | 家族
新春のお雑煮タイムは9時半頃から僕たち親子3代に若い女性のゲストが一人
お袋が作った名古屋式お雑煮を4人で食べた
結局その女性を除いた3人で毎年恒例のお墓参り
息子がハンドルを取るのはここ3年ほどの前からの世代交代の一場面だ
なるべく口を出さんように助手席に座るがちょっぴり欲求不満になることも有る

いつもと違って元日のお墓事情
車を止めていい位置が違うので先にお袋の実家のお墓参りに向かった
「しまったぁ~~」とポタ(お袋)が言った
「柄杓を用意してたのに、玄関に忘れてしまった」
そのあと自分を責めるので僕と息子が一生懸命フォローする
「俺たちも気が付かんかったんだからしょうがないよ」
でもこんなこと初めてだよね
車を停めたところからその実家の墓石までちょっときょろきょろしながら歩く僕に
「そんなのもし落ちてても使えんでしょ?」 と息子が言う
そりゃまぁそうだ(笑)

墓に着いた
「まぁ、弟(実際には弟の名前を言ったポタ)ったらまだ来とらんのか」
(自分たちも今着たばかりだから大きなことは言えんのだ)
枯れた花が挿してあるだけ
僕たちは自分ちの花しか持ってきてない
しかも柄杓がないから水入れというかはっきり言うとバケツ。
そこから直接水を墓石に掛ける
何とも人には見られたくない風景だがしょうがない
次に行くのは動物慰霊塔
ニャロンとニャモが眠ってる・・はず
ここは大賑わいだった
正月早々たくさんのお供え物が溢れていた
自分たちのお墓よりもどれだけ賑やかなことか
線香をそれぞれが手向けて手を合わせた


車に戻ってもう少し山の上まで車を進める
ホントに墓に横付けできる
今日は人も車も少ないんで一番停めやすい墓の直前
他所のお墓の横に停めた
大きな円柱型のお墓にはツタが二本三本絡み始めていた
「大きな墓なのにあんまり人が来てないんだな」
そう思った助手席の僕がドアを開けた
その目の先、大きな墓石のそのお墓の石の淵にポツンと一つあったのはなんと

   柄杓

まるで使ってくださいとばかりにきれいな小柄の柄杓が置かれていた
確か僕が中学生の時に親父の手によってこのお墓が出来た
あれから40年以上、毎年毎年3回4回あるいはそれ以上
ここを訪れてるのに・・・
柄杓を家に忘れて来たことは一回もなかったし、柄杓が落ちてるのを見たことも一回もなかった
どういう奇跡なんだろう
そんなことを話しながら、草取りをし、墓石を洗った
手を合わせて「今年も元気で頑張れますように」・・・

皆さんのところにもしあわせが来ますように


今年もよろしくです

  
勿論お礼を言って同じところに返しておきました


帰りにミニシロノワール、食ってきました
  


良い一年になりますように
コメント (14)
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