朝、また葬式の話をしたらそこで妹の死に新たに直面した。また母は新しい涙にくれる。忘却は優しいと書いたが反面やはり残酷でした。
通夜のことをさっぱり忘れていた母は新しく知った葬儀に出席し妹の優しさを失くした悲しみに又直面することになる。
でもしょうがないと思う。ここで二つの悲しみを経験してもらってけじめをつけたいと思う。これから先妹のことは口にすまい。
今日も棺に縋ってご主人と共に号泣していた。
娘から、つまり僕の妹からラインが来た。
今お母さんに電話したけど全くダメだね。 信じられないからと言って電話を切られた。お疲れ様でした。
夕方にはもう今日のできごとを忘れてしまっているらしい。
こんなに疲れた葬儀は初めて。でもあの人をもう泣かせるわけにはいかんと痛感したよ。母に先立つ不幸は許されん。お前も頑張らんといかんぞ。
母を見届けるまでは必死に頑張らんといかんと思いました。