我が家で10年前に漬けた「梅酒」が遂に底をついたので…
先週の金曜日、会社からダッシュで帰って来て…
10年ぶりに「梅酒」を漬けた
1kgの「南高梅の青梅」を水洗いし丁寧に水気をふき取り
爪楊枝で青梅のヘタをチョイっと取り
広口のビンに氷砂糖1kgを
青梅入れて氷砂糖をいれて~っと交互に敷き詰め
そこにドバ~っとホワイトリカー1.8Lを入れて終了。
この作業工程においても十二分に青梅の爽やかな香りに包まれる
冷暗所に保存すると漬け初めてから3ヶ月後には呑める
が…美味しく飲むには1年位経った頃からの梅酒が一番ウマイ!
我が家では食前酒としてチビチビ飲むので
一度漬け込むと10年はもつ(アハハハハハ)
さて…この梅酒を漬ける広口ビンの蓋に
漬け込みの年月日を書いた紙を貼るのだが…
何時も私はココにその日の出来事をチロっと書く。
今回は…
漬け込み日 ’07年6月15日
ダンナ様、赤坂の料亭へ行くっと書いた(笑)
毎年我が家のダンナ様は会社の某寄り合いで美味いモノを食いにいくのだが
今回はチョイと散財して敷居の高い赤坂の料亭でも行ってみようか~
ってな話になったらしい
どうも…女子衆も手配しているらしく…
顔はそんなに楽しみではない雰囲気をかもしつつ…
足取りだけはスキップを踏みながら出かけて行った(ガハハハハ)
さて…ブログネタになりそうな話を拾って帰って来れれば良いが…(笑)
今回話そうっと思っているのは10年前の梅酒の蓋の話である
ここには…年月日と一緒に消えそうな文字で
「道に捨てられた…泣」っと書いてある
一瞬「?」っとなったが…即座に記憶が蘇った
っと同時に口もとが笑う
懐かしい話なのでブログにも記憶させておこうか~
10年前の今頃の日曜日。
やっぱり梅雨の中休みと称して必要以上に天気が良く
気温もグングンと上昇した日だった
所用で出かけなければならないダンナ様を車で送って行くっとあいなった
普段行きなれた場所ではなく
始めての道の始めての場所にダンナ様を送り届け
帰りは一人で自宅まで車を運転して帰ってくるっという段取りである
私は…実は…「エライ…方向音痴である…」
ゲーム内のダンジョンは一度通ると脳に焼きつき
迷子になることは一回もないが…
こと…実社会となると…何度通っても迷子になる
そこで、帰り道を心配したダンナ様が紙と鉛筆を私に持たせ
ダンナ様が運転している道筋を地図に書かせるっという暴挙に出たのだ
もう一つ言わせてもらえば…実は私は…
「地図が読めない…」
ゲーム内の地図はスラスラと読めるのであるが
実社会の地図は見るだけで眠くなる
よって…読めないモノは…描けるハズもない
ボ~ッと外を眺める満天さんにダンナ様が心配して声をかけた
「ちゃんと地図を描きなさいヨ」
「ん」
っといいながらもボーッと外を眺めている満天さん
「ナゼ地図を描かない!?」
「いや…ここまでは知ってるから…」
「知ってても描きなさい」
「ん」
の押し問答が始まり…珍しくもダンナ様が…「キレた…」
で…急に車を路肩に止めて
「降りろ」っと言うので…満天さんは車を降りた
車は乾いた爆音を響かせながら立ち去り…
熱気の立ち昇る道路に満天さんは一人取り残されたのだった~
ミミズが数匹のたくった絵が描かれている紙を手に
満天さんは捨てられたのである…。
イライラして運転していて事故を起してはマズイとの配慮から
ダンナ様はイライラの原因である満天さんを捨てたらしい…
それに…「ここまでは解る」っと言った満天さんの言葉を鵜呑みにして
何とか家には帰れるであろうっと判断したらしい…
が…一人取り残された満天さんは…
「見事、迷子になっていたのだ~~!」
女はイライラすると…買い物に走るクセが時々出る
この時、無性に腹が立った満天さんは…とんでもない暴挙に出てしまった~
しばらく…さ迷い歩いて見つけた八百屋にて…
青梅×1kg、氷砂糖×1kg、ホワイトリカー1.8L×1本
広口ビン×約1kgを
買ってしまったのだ~~~!
都合4.8kgの物体を持ちながら…迷子になっていたのである。
まぁ~一応、大人だし…
八百屋のおじさんや通行人に道を尋ねながら…
重い荷物を持ち1時間以上さ迷い歩くも…
何とかバス停を見つけ、バスに乗って帰ったのだった~
自宅に無事に帰り着き無言で「梅酒」を漬けたのであるが…
その日、作ったのはこの「梅酒」のみ…
その後、フテ寝してしまったのでダンナ様が帰って来たのも知らない(笑)
結婚して20年。
数える程しかケンカはしないが…
10年前の梅酒の記憶のお話である
最近はカーナビが車に付いているので大変助かっている
時々…カーナビの指示通りに曲がったつもりなのに…
カーナビが「リルートします」っと私が間違って曲がった事を
やんわりと指摘する
よって…カーナビとケンカをする私なのであるが…
カーナビ様のお陰か…
アレ以来道順についてはダンナ様と一度もケンカをしていない(ガハハハハハ)