満天横丁に住まう妖怪のひとり言

満天横丁に住む満天と申します
最近、猫妖怪化してきており更新は不定期ですが…
ひとり言にお付き合い頂ければ幸いです。

笹の子見ていた北海道

2008-06-05 | 食い物のハチャメチャ
昨年秋に仙台で、そして今年春に東京で私の故郷北海道に住んでおる愛すべき「たれぞ~さん」から
北海道の香りが届いた~~


「笹竹の子」である。
孟宗竹の太い筍が採れない北海道ではクマ笹から採れる「根曲がり竹」を食べる
竹の子、ササノコ(笹の子)、姫竹(ヒメタケ)などと土地で呼び名が違う
笹にもクマ笹からカラフト笹など種類があるからして
それぞれで出来る子供も種類が違うのかもしれん(笑)

初夏の北海道ではヒグマや遭難などの危険にドキドキしながらも(マジな話です)
笹の子をゲットするためにクマ笹の奥地に入る(笑)
笹で手や足、顔を切ると大変痛いので万全の装備が必要である

命の危険を伴いながらも頑張って笹の子をゲットするのには訳がある
コレ、本当に栄養価が高いのだ
食物繊維が豊富なもんで整腸作用と共に
コレステロールを吸着して排泄してくれる技を持つ
骨の成分であるリンに足のツリに良く効くカリウム
切り口に見える白い粉状のものは、チロシンというアミノ酸である
昔は、長い冬の栄養不足を補う為によく食べた

関東でも水煮した袋詰めを良く見るが
色といい、太さといいまるで違う

下ごしらえは簡単で
この笹の子は本州の筍と違い「アク」が少ないので
何も入れずに皮ごと茹でるだけで良い
ただし採ってから時間が経つと硬くなるので出来ればその日の内に茹でる
茹でたものは穂先に爪を引っかけて皮をむいて出来上がりである
水を入れたボウルなどに入れ冷蔵庫で保管すればしばらくは大丈夫
毎日水を取り替えるとなお良い

さて料理は本州の筍と同じで何にでも使える
ここでは私が札幌すすき野の飲み屋で仕入れた簡単料理を紹介しよう

用意するものは物価上昇のおりなので「豚バラ肉」と「人参」だけである

まずは「炊き込みご飯っちゅ~か~?」

「豚バラ肉」「人参」「笹の子」を切ったものを「ゴマ油」で炒め
「中華スープの素」「醤油」「みりん」「酒」「塩」「砂糖」をボールで混ぜ
そのまま炊き込むだけである
対比率は中華スープから2:2:1:1。塩と砂糖は少々でOK。
濃い目、薄めお好みで味見をして対比率を変えれば良い。
簡単過ぎるが…これが美味い(笑)

「甘辛な関係」

「笹の子」に「豚バラ肉」をクルクルっと巻いて
鍋で少々焼いてから甘辛煮すればOK
一口大に切っても、そのままかぶり付いても美味い~
これも5分で準備し焼いてしまえば
後はだし汁に入れ、放っておけばよいので楽である

「すだれじゃないもん」

どこのご家庭にもあるオーブントースターにアルミ箔をひき
その上に「笹の子」を細切りしたものを乗せて焼き
少々焦げ目が付いたら田楽味噌を乗せて出来上がり~
今回、田楽味噌は白だけで作り少々甘辛くしてある
これだと簡単に作れて他でも色々と使えるので便利なのだ~
簡単過ぎて料理でないと言われそうだが…これも美味い(笑)

「余った味噌がミソでんがな」

冷蔵庫にあったインゲンと人参と笹の子、豚肉を炒め
上で作った田楽味噌で味付けしただけである
彩りでインゲンを入れたが…ネギでも何でもOKである
田楽ミソは一度作ると何にでも使えるので沢山作っておくと重宝するだ

「笹っと汁かい?」

かなり写真がピンボケじゃ~(笑)
コレに法事で貰ったりする海苔をタップリ入れて飲むと…
「海」と「山」のメリーゴーランドになる(笑)
ゴマをフリかけて飲むのが我が家の定番である

全体的に深く考えなくっても出来る料理である(ある意味…男の料理か?)
全部作っても作業時間は30分を切る
後は火加減に注意して本でも読みながら見守れば良いのだ~


その他に「たれぞ~」さんから
「甘酒飴」に「ホワイトチョコ~」ほいで…
「なまら塩」が届いた…
「なまら塩」…直訳すると「もの凄く塩」砕けて訳すと「メッチャ塩」(笑)

たれちゃ~~~ん。命の危険を顧みず笹の子採りをしてくれて
ほいでもって遠く横浜まで送ってくれて
本当にありがとう~~~~このご恩。一生忘れん!(ガハハハハハハ)

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