「かもめ食堂 作:群ようこ」
実は…ずいぶん前に書店で買って、ほったらかしにしておった本である
コレを買っていた事を思い出させてくれた るーさん に感謝である(笑)
(るーさんの所の記事は、この本が映画になった話です)
とは言え…るーさんの所で記事になっていたのが3月
結局しばらく…ほったらかしておったんだよ(ハハハハハハ)
ごめんなさい。先に謝っておくが
私は「群ようこ」の他の本は一冊も読んだ事がない(笑)
んじゃ~コレを何で買ったのかと言えば、
映画になったよ~ってな本の帯を見て
役者さんが私の大好きな「小林聡美」「片桐はいり」「もたいまさこ」
だったからである
38歳のサチエさんはね
中学の頃にお母さんを亡くして、お父さんと二人で暮らしていたんよ
お母さんが居ないからサチエさんが料理なんぞを作ってたんだけど
チットも嫌じゃなかったのよ
むしろ料理が好きでね。何時か自分の店を持とうって思っていたの
幸せだと思うわ~だって、中学生の時に夢を持てたんだもの
子供の頃って何にでもなれるって思ってたから
夢が沢山あったよね
でも大人になって行くと、何になれて何になれないのかが解っちゃって
夢がどんどん、ちぢんでいっちゃう
38歳のサチエさんは夢を持ち続けて着々と準備をしていったの
彼女が一番好きな料理は
お父さんが遠足とか運動会とかのイベントの時にだけ作ってくれた
「おにぎり」だったのよ~ほら直接手で握るでしょう
どんな料理よりも愛情を感じるじゃない(笑)
でも…周りの友達には受け入れられなかったのよ
「今どき…お袋の味の店~?」
それで彼女。前に一度だけ行った事のあるフィンランドのヘルシンキで
店を出すことにしたの
右も左も解らない土地より…一度でも行った事のある土地の方が
安心できるじゃない?そう思わない?
(って所で…一度だぞ!って突っ込みを入れながら読み続けたゾ 笑)
作った店の名前は「かもめ食堂」
それから40過ぎのミドリさん
50代のマサコさんが観光でフィンランドへ来て
「かもめ食堂」に出会うの
いいよね~フィンランド…ムーミンの国だもんな~
ヘルシンキで出会った日本通のフィンランド人が日本のアニメ
「科学忍者隊 ガッチャマン」の歌詞を知りたがるんだけど
サチコさんが「ごめん。解らない」って言ってるのを読んだ時に
私しゃ~歌ってしもうたわ
それも…大声で…(笑) 一人だったからイイよね~
誰だ 誰だ 誰だ~空の彼方に躍る影
白い翼の(ジャジャジャ)ガッチャマ~ン
注:(ジャジャジャ)は間奏である。何時もココで
(ジャジャジャ)っと入れて歌っておったのでの~(笑)
驚いたことに未だにソラで全部歌えたんよ!(笑)
多分この歌を最後に歌ってから20数年経っているのに
冷蔵庫の中身を忘れても子供の頃に見た漫画の主題歌が歌えるなんて
感動~しただ~~(笑)
地球の平和を守るガッチャマンの歌だけどね
カモメ食堂にはユッタリとした普通の時間が流れて行くのだ
この年代の違う3人の関係がイイのだな~
少しお互いに遠慮しているのがイイのかな~
この本。1時間で読めちゃいました(笑)
何回か鬼の目を持つ私でも、胸が詰まった(泣きはせんかったがの)
歳を取って色々と感じる事があっての~(ハハハハハ)
読み易い本なので、普段本を読まない方でも読めます(笑)
とっても、今忙しくって疲れていた私の心に効きました