満天横丁に住まう妖怪のひとり言

満天横丁に住む満天と申します
最近、猫妖怪化してきており更新は不定期ですが…
ひとり言にお付き合い頂ければ幸いです。

雷の季節の終わりに 作:恒川光太郎

2010-07-21 | 本の紹介


恒川氏の第12回「ホラー大賞」を取った作品「夜市」の以前のレビューはコチラ「夜市」

買ったは良いが、ズ~っと本棚の中に積まれておった。人んちの読書レビューを読んで
「この本…なんでだか知っておるの~」なんぞとボーっと考えた。
そりゃそうだ。買っただけで満足し、すっかり忘れておった作品だ(ハハハハ)
しかも「カミナリ」を「雪」と読み間違え「暑いから雪の本でも読むべ~」思ってしもうた

※そんな私にこの作品を思い出させてくれたレビューはコチラ

グーグルアース」なんぞを見ると、ある部分だけポッカリと何も記載されていない場所がある。
上から見られちゃ困る場所なんだろうけど、見えないとなると…見たくなるのが人情である

そんな半透明地帯に「穏(オン)」がある。
日本の山奥で、結界めいた空気に守られた秘密地帯である

「穏」の中では明治初期頃の普通の生活が営まれている。
田舎の農村らしく少し変わった因習が根付いているが、それとて頭を悩ませる程ではない
ただ年に一度、えらく盛大に雷が鳴る季節が来ると、村人が何人か消えるらしい。

村の片隅で姉と二人で暮らす「賢也」は、雷の季節に姉を失う。
姉が消えてしまったその日に、賢也には「風わいわい」という憑き物がつく
雷の季節に姉を失ってしまった事、賢也には何の後ろ盾も無い事
それに加えて妙な憑き物が憑いてしまった事がバレれば、村人たちから阻害されてしまう
幼心にそう考えた賢也は、「風わいわい」のことをひたすら隠す。

村のはずれには「墓のまち」があり、墓場の入り口には「墓守」が居る。
墓守は悪しきモノが村へ入るのを防いでいると言う。
と同時に、村の住人が勝手に村の外へ出るのも防いでいるようだ

賢也は時々眠れない夜など、この墓守と話をしに行く
大人でも怖がって近寄らないような場所なのだが
賢也には「風わいわい」が憑いているせいか怖くないのだ
この頃になると、賢也は「風わいわい」と会話が出来るようになっていたが
不思議とコチラも怖くは無かった。

そんな賢也がある事件に巻き込まれて、村から出なければならない状況となる。

さて、「風わいわい」とは何なのだろうか?
なぜ、この村は外の世界から隔離されているのだろうか?
賢也の姉は? 雷が鳴る村で人が消えるのは何故か? 

っと言うような内容なのだが、角川のホラー文庫から出ているわりには、怖くない(笑)

しかし、日本全国暑いの~~~~(ハハハハハハハ)
こんなに夏って暑かったかい?
昨日も昼過ぎに車で銀行へ行ったんだが、車が古いせいか、暑さが厳しいせいか
エアコンが全然効かんかった(アハハハハハ)

こんな暑い日が続くと、雷でも鳴って雨がド~~っと降らないかな~とか思ってしまう。

子供の頃も、大人になっても、雷が鳴るとチョットだけ心が躍る。
怖さのドキドキと、何かが起こりそうなワクワクと(笑)

これから雷の鳴る季節を迎えることとなるが、雷ばかりを見上げておると…
アナタの後ろに迫る、黒い影に気が付かないかもしれん。。(アハハハハハハ)

気が付いたら違う世界に迷い込んでいた、な~んてことにならんように
雷が鳴ったら、チロっと後ろを振り返ることをオススメするだ~~(ハハハハハハ)

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