満天横丁に住まう妖怪のひとり言

満天横丁に住む満天と申します
最近、猫妖怪化してきており更新は不定期ですが…
ひとり言にお付き合い頂ければ幸いです。

被災地ではないのに…

2011-03-24 | 会社のハチャメチャ
あの地震から一週間以上が経ち、我が社の仙台にある事業所も営業を再開した。
人数の少ない事業所だが、幸いなことに全員無事。家族も無事。
ガス以外のライフラインも復旧したと連絡を受け、ホッと一安心だ。

計画停電も日本全体が「節電」を心がけてくれ
徐々に落ち着きを取り戻しつつある(笑)

スーパーから消えていたパンやカップ麺も、復活しだし、
ガソリンスタンドの行列も姿を消しだした。

それと前後するように、放射能汚染が取りざたされ
福島どころか、茨城産の葉モノまでが姿を消して来ている。
大量のほうれん草がゴミ収集車に投げ込まれる映像が映し出されたが
その時、我が家の食卓には…ほうれん草炒めが乗っかってた。

それに関連し、東京23区の浄水場からヨウ素が検出されたとかで
1歳未満の子供に水道水を飲ませるのは控えた方が良いと言われた
子を持つ母の気持ちを思うと、胸がドキドキする。

日本の南にある某大学の先生が、4月に予定していた我が社での講演を
「放射能汚染が怖いので、取りやめたい」っと申し出て来た
「ココは横浜でっせ!?」っと言いかけたが…辞めた。
こればっかりは、本人の意思や判断が大切だからだ。

「放射能汚染は安全な数値内です」っと言ったところで
見えないモノはやっぱり怖い(笑)
政府発表の数値を信じるしか手のない住民の判断を
安全な他県に住む人に押し付け強要する訳にはいかないだろうしの。

大学の先生(しかも医者が…)の発言だったもんで
驚いてしまって、アゴが外れそうになったがの~(笑)

今まで平然と見ていたが、大気圏外の宇宙空間で作業していた宇宙飛行士たちって
地表の何倍もの放射能を浴びながら仕事をしていたのな~
シャトルで食事も平然ととっていたよな~。…んで、何ヶ月も宇宙に居た。
あそこでも大丈夫なら…政府発表のこの数値なら大丈夫なんじゃないのかい?
なんてウスボンヤリと考える。ま、数値が正しいだろうってな前提の話だが(笑)

我が社の営業マンが某大学の心理学の先生に聞いてきた話だが
今の時期は「共感症状」ってのが現われる時期だそうな。

名称は色々とあるらしいが、被災した訳でもなく安全な地域に住んでいるのに
被災の現状をメディアを通して日々見ているうちに、不安や恐怖を感じ
なんの手助けも行動も出来ない自分を責め、罪悪感を感じてしまい
気が付けば、無気力になってしまう症状だそうだ。

なるほど、確かにチラホラとそんな人を見かける。

そんな症状の時は、無理して何かを頑張ろうっという意識を排除し
自分の出来る範囲の小さなことから始めるのが良いそうな。
今なら「節電」とか「節水」とか「募金」かな。

人の弱みにつけこんで悪事を働く輩や、むやみにチェーンメールを配信する人も居るが
そういう人達はナゼ「共感症状」におちいり、無気力になってくれんのだろうの?
生真面目ゆえに起こる症状だと聞いたが、生真面目さで言えば
両者、ひけはとっていないと思われるが…(笑)

本社総務のコネリー部長の後任となった総務のオッサンが
今回の地震以降、やたらと張り切って仕事をしている。
「満天さん! 備品調達お願いします!」
「満天さん! 緊急対策案を作成しましょう!」
「満天さん!」「満天さん!」と…連日メールか電話で指示を連発する。

あまりにも元気ハツラツな人を見ると、無気力になるのはナゼじゃろう???
「うるせ~んだよ!」

の一言が言えない。。。
こんな時なので一生懸命に頑張るのが「当たり前」ってな風潮に圧迫されておる

でもの。
ノンビリしたり、ホッと一息ついたり、ボーっとしたりしたって良いと思うのだ
そんな時に罪悪感を持ったりしちゃイカンと思うのよ。
温泉だってゴルフだって、服を買ったって、オモチャを買ったって良いと思うだ
そういう事だって日本の活性化に繋がるんだもの。

な~んてことを考えながら、会社を休む算段をしておる(笑)
4月いっぱいで正社員を辞める予定なので、
余っている休暇をなんとか処分したいんだが…言い出せる雰囲気じゃないだ(笑)

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