満天横丁に住まう妖怪のひとり言

満天横丁に住む満天と申します
最近、猫妖怪化してきており更新は不定期ですが…
ひとり言にお付き合い頂ければ幸いです。

おひとりさまの老後 作:上野千鶴子

2008-01-11 | 本の紹介
昨年の12月の中旬に
本社大お局の「西太后様」より電話を頂いた
「メールを送ったから見てね~」 だった…
何だろう?っとドキドキしながら自宅PCを開けてみたが・・・
入っていない?????
翌日、やっぱり電話が来て
「アナタ!メールアドレス変えたでしょ!」っと怒られた
「んっ????」
あっ! 2年前にプロバイダーを変えたのだが
その時にメルアドも変更し、西太后様に故意に連絡するのを忘れておった
って事を完全に忘れておった・・・(ガハハハハハ)
しぶしぶメルアドを教え、無事に西太后様よりのメールを受け取らされた(笑)

すったもんだのメールの中身は
「私・・・12月いっぱいで退職するわ」
ってな内容であった………ま・またかよ…

だいたい…12月の中旬に退職届を出して
12月末に辞められる訳がない
(アンタ…課長なんだし…少しは自覚を持てよ~)
懲りないヤツじゃの~
(過去にも何度か同じ事をし…ズルズルと会社に居ついておる…笑)

そこで…彼女に将来への自覚を持って欲しいので…
コノ本を昨年末にプレゼントした(笑)


「おひとりさまの老後 作:上野千鶴子」

ダンナ様に「こんなタイトルの本を贈ったら…殺されるよ」
っと言われたが・・・
確かにタイトルは凄いが…コレ、内容は当たり前の事を書いておる

80歳を過ぎれば男性の二人に一人
女性の4人に三人は一人になるのだ

既婚であろうと未婚であろうと
男性であろうと女性であろうと…最後の方で一人になることには
変わりがないのである

子供が居たとしても「本当に老後、子供と同居して幸せかい?」っと
作者は問いかけている
住み慣れた町を離れて子供と同居して
夜中に何度もトイレに行っても心苦しくは無いかい?っと問いかけているだ

作者は子供が両親へ投げかける言葉
「お母さん、お父さん、1人で寂しいでしょうし…
火事でも出されたら大変だから、うちに来ない?」
という誘いを「悪魔のささやき」っと評しておる(笑)
「そうかい、じゃ一緒に住もうかね」っと言われたら
子供はドキっとするのである(ハハハハハ)
「な~に。まだまだ一人で大丈夫」っと言えば
子供は一応声をかけたしな~本人がそういうんだから…っと
心のトゲが楽になるのが本音である(笑)

年を取って一人で暮らして居ると…たいがい言われるであろう言葉
「お一人でお寂しいでしょう」
この押し付けがましい言葉に「余計なお世話だよ」っと言える心構えを
この本は訴えているのである(笑)

なんとな~く一人暮らしを迎えてオロオロしてしまうのと
心構えをシッカリと認識し一人暮らしをエンジョイしようと考える姿勢には
かなりの隔たりがある
一人で暮らして行けるだけの社会を自分で作ろうっと言っているのである
ギリギリまで一人で暮らす、出来れば自宅で最後を迎えたい~
新しい老後のあり方である

それには自分自身のありようをシッカリと、自分で見つめる必要がある
介護を受ける側の姿勢が大事なのである
こちらが姿勢を整えれば介護師は赤ちゃん言葉で話しかけてはこない(笑)
どんな施設があり、どんな施設なら入りたいか
仲間が居れば理想のコミュニティーを作っても良いかもしんない

自分で見極め自分で決められる力を付ける必要性を
感じて欲しいと作者は言っている

蓄えだって必要である
それには働かなければならない
会社関係の友人だけでなく趣味を通しての人間関係の構築も必要である

まだまだ先の話だろうでもなく
もう既に遅いだろうってな状況もありえない
今から考えてアナタらしい老後を模索しましょうってな本なのである

作者の上野さんは京都大学出身で現在東京大学教授、
59歳花の独身である

この本を本社大お局「西太后様」へ贈ったのは
50代半ばで独身の彼女へ、エールを贈りたかったからである
北海道の田舎に一人暮らしをしておる父親が
「寂しいので一緒に暮らしたい~」っと言うのよね~を理由に
毎年会社を辞めるわ~っと言い続ける彼女に
父親の介護と自分の将来について本気で考え
最良の方法を選択し実行して欲しいからである

北海道へ帰った所で不況真っ只中! 就職先もないであろう
棺おけに足を入れるには、まだ30年以上の月日がある
なんの計画も持たずに北海道へ戻るのは危険だと思う

どうしても定年まで現会社に居たくないのなら
せめてビジョンを明確にし、ハッキリと自分の意見が言える
そんなカッコイイ老後の生き方をお互いに目指そうよ~~
ってな私流の問いかけなのであるが・・・・

解ってくれたかの~?

やっぱダンナ様の言うように…「首を絞められるかもしれん」(笑)

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46 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
待ってました!! (たれぞ~)
2008-01-11 12:00:33
待ったいたわよ~コレがアップされるの!!
やっぱり満天さんのレビューを読むと読みたくなってきたわ、この本(笑)

私が偶然この本を知ったのはTVでだったのだけど、「独身だから
というのではなく、どんな人も平等に確実に老いる、その為の心構えというのをしておかなければならないよな~と思ったのよね。

その人が送ってきた人生によって、選択肢は色々あるんでしょうけど、自分の中にしっかりとしたものを持っていないと後で辛い思いをするのは自分なんでよね~

西太后様もきっと判ってるんだと思うよ
でも誰かに甘えたいんだよね
その相手が満天さんなんだと思うわ(爆)

北海道に帰ってきても仕事はありませんそれはずーっと住んでいるたれぞ~さんがが断言します

40代にさしかかる私でも同じです
転職した人をみていますが、転職して上の登った人はほんのわずか・・・たいていはそれまでの職場より劣悪なトコで働かざるをえなく、また辞めて、転職・・・と不の連鎖に陥る人も多いのよ

と、言っておいてください
(生活保護もなかなかもらえませんよん)
返信する
たれちゃんへ (満天)
2008-01-11 13:23:49

この本は…答えの無い本なのだ~
作者の知り合いが作っている
理想のコミュニティー老人ホームなどの
紹介はしているけど…
ソコが自分にマッチしているのかは解らない
彼女自身も50代になって将来に不安を感じ
色々と調べてみて驚いたと書いてある
余りにも悲しい老後の現状を
なんとか皆で打破しよう!っと書いている

私も順当に行けば最後は一人なんで
出来れば老人ホームで学校の寄宿舎みたいな生活は
送りたくはないのだ
自分の家があって、たまに行けるコミュニテイー
もしもの時には信頼できる医療スタッフ
元手となる少ない軍資金を有効利用する為にも
今から色々と勉強せねばな~っと思っておった~

北海道の不況は相変わらずスゴイ~
一向に出口が見えない感じだし
高度な医療も都市部に集中しておるし
都会で長く生活した女が
突然帰って何とかなる世界では決してないと思うのだ
それでも親の事を考えて田舎に帰るのなら
もう少し準備をしてから行かねばね~
かえって親に迷惑がかかる気がするのだが・・(笑)
たれちゃんの話も西太后に言ってみるね~
返信する
ご無沙汰です。 (長友)
2008-01-11 15:04:06
首絞められても構わないのでは。。。
本当の友情だと思う・・・。

老後の問題は避けて通れないもんね。
まして老いた親が居るなら尚更です。

私も子供はいても将来を共に過ごそうとは
思っていません。
嫁姑は相容れない間柄です。(キッパリ!)
老人ホームは入れないだろうし・・・。
本当に考えなくては。のほほんとしてる間に
もう何歳じゃ~。
返信する
②コメ (たれぞ~)
2008-01-11 15:08:58
北海道の景気は飛行機の車輪なんだそうな。
つまり
「昇るときには一番最後まで地について、下るときは一番先に地に着く」

なるほどな~と思いました。
雇用の場が少ないのはほんと切実。
給料が低くて有名なウチの会社ですが(←マジで・爆)実際、高い賃金に目がくらみ転職していった人多数・・・でも結局、この景気でしょ?
実際はかなり酷くて舞い戻ってきた人もいるのさ。

昔は経験者なら教育しなくても即戦力だったので受け入れてきた我が社ですが、今ではそういう人すら人件費の問題があり雇えません。

空きが出たら教えて~という人もいますが、世の中は甘くなかったりします(苦笑)


話はそれましたが・・・
年取ったらね、独身の友達と共同で暮らそうかという話もしたことあるよ。
民間のホームは高いから、よほどのお金が無かったら入れない。かといって、公共のところは空き待ちだしねぇ・・・

ホームも健康な人しか入居できないという制限のところもあるんでまずは健康に老いるという事を目標にしたいですわ

満天さん、いずれ1人になったら一緒に住むかい?(笑)
返信する
首絞められるかァ~ (いっさん)
2008-01-11 15:27:39
良かったら“チョークスリーパー”とか“腕ひしぎ逆十字固め”教えるけど・・・
あ!そういう意味じゃないかァ~

因みに20年前に「一生現役宣言」したので老後の心配はないなァ~
少なくも自分は・・・
返信する
座布団10枚進呈します。 (SAIKO)
2008-01-11 15:43:37
初心者女性ゴルファーへのコメント有難うございます。
今日のレッスンは、肩と腰を回す事を手取り足取りで教えてきましたよっ。
一寸お尻が小さくて頼りなかったけど・・・・・

上記(いっさん)のコメントと違って、僕の場合は最長でも後3年で引退を考えています。
引退後は出来る限り社会に役立つ事を「愛する奥さん」共々実行してゆきたいと思っています。
そんな生活の中で独立した生活が出来る場所が表れれば幸せなのですが・・・・。

但し、「愛する奥さん」には僕が逝ったら一日後においで、と言っているのですが、返事を貰っていません。
これだけが心配です。
返信する
よみたくなるの~。 (ごはん)
2008-01-11 16:37:33
こんちくわ~。
たれぞ~さんの言う通り満天ちゃんのレビューを読むと読みたくなってきたぞ。
どんどん↓にスクロールしながら「ふむふむ」「そいでそいで・・」って興味が沸いてくる。
これ、ちょっと本屋さんに駆け込んで買いたくなったぞよ。

毎回帰省の度に義母から年老いたらよろしくねと言われてるごはんです。
返信する
覚悟よね。 (トミー。(猫とマンガとゴルフ~の管理人))
2008-01-11 16:49:53
 私もこれ気になってました。そうなのよ、自分は100まで生きる気だから、いづれだんなはおろか兄弟多くても、弟や姉やみんないなくなって最後は一人だろうなあと感じています。
 今はいやでも生かされちゃう時代だからね、それなりの覚悟を持って生きていくしかないと思うのよ。

 その覚悟が無いくせに、人のせいにしたりする輩が最近まわりに多いような気がする。自分の神様は自分なんだから、覚悟して生きよう !
返信する
長友さんへ (満天)
2008-01-11 16:55:44

高級老人ホームに多額のお金を入金しても
途中で倒産されたら何も戻ってこないのだ~
何の保証も国の援助も無いのが現状です(笑)

例で出ていたのが
広い敷地に気の合う仲間同士でお金を出しあい
自分達で老人ホームを運営する方法とか
田舎が好きな人は田舎で地元住民と
コミュニケーションを取りながら
都会が好きな人は都会の近くで
地元に縛られずに自由も満喫しながら…

コーポラティブマンションってのが今流行っているが
それに似た状況ですかね~~

そんな生活をする為には…日頃から色んな場所に出て
沢山の友人を作る事
(満天さんにとっては一番のネックです~笑)
そいでも…今から考えなければ始まらないもんの~
返信する
私は…一笑現役 (Ah)
2008-01-11 17:11:21
動けるうちは,ずっと現役で働きます。父ちゃん(旦那)も死ぬまで働かせます。老後の蓄えもってないから,我が家には老後はないのだわ。還暦すぎても借金払い続けま~~す。あちこちガタがきはじめてる身体を騙し騙し,しぶとく生きていきます。
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