満天横丁に住まう妖怪のひとり言

満天横丁に住む満天と申します
最近、猫妖怪化してきており更新は不定期ですが…
ひとり言にお付き合い頂ければ幸いです。

クマの子見ていた北海道

2008-06-11 | 昔話のハチャメチャ
 「'M/Y/D/S ペット&動物図鑑・イラスト集」より 

イラストはアメリカ北東部に生息する「グリズリー」なんだども…
北海道に生息しておるのは「ヒグマ」(笑)
同じ種類なんで許して欲しい(ハハハハハハハ)←相変わらず笑って誤魔化す

私が子供の頃に住んでおったのは、札幌市でも山の際だったもんで
時々、山菜採りに出かけた人が「ヒグマ」に出会ってしまい
「誰かがやられた~」ってな話になると
猟銃を持ったオジサン達が山へ向うのも珍しいことではなかった

昭和40年代頃まではチョクチョク出没していたが
山の奥深くまで人が住むようになって、だんだん里までは降りてこなくなった
ヒグマの絶対数も可なり減ってしまったと聞いている

子供の頃はヒグマを「山親爺(やまおやじ)」っと呼んでいたので
あの怖いものの羅列「地震・雷・火事・親爺」の親爺はクマの事だと思っておった

小学校に入ってヒグマってクマは、日本では北海道にしか居ないっと知り
ミョ~な優越感に浸り…ナゼか誇らしく思ったりした(笑)

この頃、山で親爺に出会った時の対処法として
「死んだフリ」が一番じゃ~ってなウワサが広まり
誰が一番「死んだフリ」が上手か競ったものである
が…子供は動くのが商売なもんで「死んだフリ」は難しかったし
「死んだフリ」をしているうちに、寝てしまう子が後をたたなかった(笑)

そんなアホな子供を見かねて、バー様がクマの話をしてくれた
明治の頃にクマ穴を狙ったマタギ(猟師)がクマを仕留めるのに失敗してしまい
怒ったクマが札幌市内を駆け回り、炭火小屋の戸を蹴破り家族を襲い
ガツンと一発で子供と父親を殺してから、ゆっくり食ってしまったらしい
「死んだって食われるんだぞ、死んだフリなんぞ何の役にもたたん」っと
教えてくれた。大きくなってから知ったのだが…本当にあった話らしい…。

1976年公開の映画「グリズリー」でも
死んだように気を失った男が目覚めるまで、クマはジッと側で待機しており
やおら男が気が付いた時に襲い掛かっていた映像があった
バー様の話はあながちウソではないと思う

防衛対策として山へ入る時は腰に鈴を付けたり歌を歌ったりして
「オラはココに居るど~」っとクマにアピールするのが効果的なのだが
いきなり出会うこともある
遠くに見えた時は背中を見せないように後ずさり逃げる
コチラに攻撃をしかけて来た時は…
近場の岩などの上に登り「君より僕はデカイ」っとアピールしながら
大声で喚く(笑)
それでも襲って来た時は…
ある意味、覚悟をしながら腹を下にして丸くなる
背中にリュックを背負っておって助かった人も居る

ただしリュックが「アダ」になってしまった話も聞いた事がある
登山中の学生さんが山中でクマに出会ってしまいリュックを放り投げて逃げた
クマはリュックに気を取られたので、その場は助かったのだが…
リュックの中に缶詰以外の食べ物が入っていた為に
「人間を追いかけるとエサが食える」っと思ったクマは
学生が下山するまでズーっと追いかけ回し何人かは死んでしまった事件があった

北海道でキャンプをする時は、テント内に食べ物は絶対に置かない事
食べ物はあえてテントよりも100m以上離れた所に埋める
さもないと夜、寝ている時にテントごと襲われる可能性が高い
食べ物を持ち歩く時は、ニオイが漏れないように完全密封する事をオススメする

小学生の時に一度だけクマと接近遭遇したことがある
私が住んでいた地域は山の裾野で、山際にはリンゴ園が広がっておった
時々、子供等はリンゴを盗みにリンゴ園へ入っていたのだが…
そこで同じくリンゴを盗みに入っていたクマと泥棒同士出会ったのである

出会った距離数百メートル。
向こうは既に私等に気が付いていた
木の幹に手を掛け立ち上がった姿でコチラをジッと見据えるクマが居た
自衛隊官舎に住んでいたガキ大将が「静かに!止れ!」っと小声で言ったのだが
誰一人、動くことも声を出すことも出来なかった
その場に居たクマも子供も凍りついたように動けなかった

やはりガキ大将が「走るなよ」っと言いながら一歩一歩後退していくのを見て
全員がマネをしながら一歩、また一歩と後退した

ある程度の距離を置くと、クマは手を掛けていた木の幹から離れ
ノソリっと山へ向って帰っていった

皆で相談した結果、リンゴ園のオジサンへ正直に告白することになり
その後二度とリンゴ泥棒は出来なくなった
夏にリンゴ園の隣の畑からスイカを盗んだのも我等だとバレたしの…(笑)
クマがどうなったのかは不思議と覚えていない
あまりに色々な罪状で叱られたので前後の記憶が消去されておる(ハハハハハ)

しかし、クマへの対処法をバー様に聞いていて良かった
でなければ全員で死んだフリなんぞしてクマに襲われていたかもしれん(笑)

それから5年も経たないうちにリンゴ園は消えて、畑も消えた
人の波が押し寄せ今では住宅地になっておる

北海道の先住民族でる「アイヌ民族」はヒグマを神と崇めておった
肉や毛皮を採ったあとはイオマンテ(クマの魂を神の国へ送る)という儀式を行う
アイヌの人々はクマとの共存を目指しておった

最近は人間が捨てたゴミなどを漁り人間の作り出したモノの味を覚えたクマが
あえて自分から人間に近づいてくるという現象が起きている

どうか山へ入ったらゴミを密封して家に持ち帰って欲しい
山に捨てたりはしないで欲しい
自然は我等人間のモノだけではない
地球に住む生き物全てで大事にしなければ
何れ人間も地球に追い出されるかもしれん
そうなった時に泣いたり謝ったり死んだフリをしても
誰も助けてはくれないのだから(笑)

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山下和美短編集

2008-06-10 | 漫画紹介

講談社 モーニングKCから出版されている山下和美さんの短編集です
発行を見ると2002年4月23日となっています
「ラッキーだ!
こんな面白い漫画が手に入ったなんて~!」

ってな気分で一杯です(笑)
短編の一つ「ROCKS」のみ少年誌で描かれたもので
あとの「ガラクタ星人宙(ソラ)を駆ける」
「ブルー・スパイス」「プライベートガーデン」
「昨日の君は別の君 明日の私は別の私」は少女誌で発表されたモノらしい

この人ほど少年誌でも少女誌でも
どちらでも同じ様に面白く描ける人は居ないと思う
って言うか…少年誌だからとか、少女誌だからといって
内容をソレ向けにしないので…実に話が面白い(笑)
つまり老若男女、誰が見ても面白く感じる気宇な漫画であると思う

短編の一つ「ROCKS」なんぞは読んでいて胸を打たれた

現在中年と呼ばれる年齢に達した人も過去には若かった
現在青年と呼ばれる年齢である人も将来は老ける

青年諸君は今、心の中で思っていると思う
「ハゲでデブでヤル気のない中年なんかに絶対になりたくない!」っと…
しかし…残念なお知らせだが…絶対になる。
なりたくないっと思っていればいるほど
「絶対になる!」
そりゃ~努力と根性でなるのを遅らせることは出来る
んでも30代や40代で既になっている人も現に居るし
50代・60代っと年齢を重ねると、そのリスクは努力と根性だけでは補えない
その時、その時に襲ってくるあらゆる出来事に君は勝てない(笑)

子供、仕事、人間関係…諸々の出来事に気を取られたら最後…
気が付いたらバーコード頭に腹がデップリと出た中年になっているのだ~

本編出演の垂水部長もそうだ
スダレの頭にタルンだ腹、おまけに会社をリストラまでされた
息子からみたら彼は最低最悪に将来なりたくないNO.1の人物だ
しかもその息子は、最低最悪の人物の遺伝子を確実に引き継いでいる
多分、自分が将来なるであろう人物を毎日目の前に見て
息子は自分の人生にイライラしていた

でも、垂水部長は実は見かけとは違っていた
仕事に気を取られ見かけはユルんだ中年男だが
心の中には以前やっていた「ロック」の魂が眠っていたのだ~(笑)

短編集なのに連載で4話続く「昨日の君は別の君 明日の私は別の私」の
明子は金持ちの家に生まれた
偏差値の高い大学も行き、将来は親の会社を継ぐ予定だった
その輝かしい未来を蹴って、両親の反対を押し切り
役者くずれの男と結婚し親から勘当されてしまった
現在、4人の子持ちの幸せな主婦である

が、本当にコレが私の人生なのだろうか?
毎日戦争のような子育てに目が回りそうだけど充実しているわ!
でも…もしあの時…
感情に流されずに理論的に行動をしていたら、どんな人生があったのかしら…

ってな状況がパソコンの画面から覗けたらアナタはどうする?

どちらのお話も人生のターニングポイントを捉えている話である
人は人生で何度か必ず分岐点に出会う

バーコード頭の垂水部長はロックを諦めて会社員の道を自分で選らんだ

4人の子持ちの明子も輝かしい会社経営者の道を蹴って男に走った

どちらも自分で決めて自分で歩んだ人生だから
ギリのトコロで自分に負けないし、グチも言わない
だからどんなに子育てに疲れていようと
バーコード頭の中年であろうとも、どちらも輝いている

人の判断に任せて歩いた人生は挫折した時にも人に責任を擦り付ける
グチも多いしウソも多い

そりゃ~時間と金があれば、幾らでも見かけの年なんざぁ~誤魔化せる
ほいでも誤魔化しは何時か化けの皮が剥がれるもんである
整形を繰り返すだけの財力があれば、そんな人生もよかろう
しかし、見かけだけ小綺麗にして中身をちゃんと育てなかった人間は
何時かはバランスが崩れる

あがいたって…明日がくれば年は取る(笑)
最後に笑うのはキチンと自分の人生を生きた人間なんである
ちゃんと生きた人間のシワのなんと美しいことか
バーコード毛髪だって輝いて見える
下腹の揺れ具合だって可愛らしい(ハハハハハハハ)

「そんな輝いた中年なんぞ周りにいね~」っと思った青年諸君
んじゃ~アンタがなればいい
あんな大人になりたくね~って言っているアンタがどれだけ出来るのか
見極めてやろうじゃないか?(笑)

山下和美の描く漫画の登場人物達は皆信念を持っているので
見ていて清々しい

若者達よ、世間にはびこる中年男女を見かけで判断してはいけない
君たちが思っている以上に中年男女の心は熱い(笑)
だいたい心の奥を分ち合うほど話てないじゃろう(ハハハハハハ)

君たちが我らと同じ年齢になった時に必ず思うだろう
「あれ?思ったほど…」って
何があれ?なのかは、中年になった時のお楽しみである(笑)

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どぶどろ 作:半村良

2008-06-09 | 本の紹介

2002年に69歳で亡くなってしまったSF作家である
69歳ったらまだ若いよな~~
もそっと長生きして沢山の作品を世に出して欲しかった…残念である

「半村良」っと言えば有名なのは「戦国自衛隊」(1971)かと思う
映画にもなっているし2005年にリメイクもされておるでの

私が「半村良」っと最初に出会った作品は「妖星伝」(1973)である
徳川吉宗の時代に現れた鬼道衆らが巻き起こす超常現象オンパレードのお話は
あまりの面白さに食い意地の張った私が、飯を食うのを忘れたほどである(笑)
SFと時代小説を旨くミックスした絶品小説だと思う

「半村良」の作品はほぼこのようなSF超大作が多いのだが
時々ほろりとした「人情話」を書く。これも実に良い。
現に彼の書いた人情話「雨やどり」(1974)では直木賞も受賞している

さて今回紹介する作品は、
この江戸物「人情話」の作品〔どぶどろ〕(1976)である(2001年再販)

この作品は実に面白い作りとなっている
普通、物語は「起承転結」の流れを踏まえて進んでいく

まあ「起」を飛ばして書いたり「承」を飛ばして書いたりする作家は居るが
「転」と「結」はまず書く

ところがこの「どぶどろ」では八編の短編集の様相を呈しているにも係わらず…
「完結しないで進んでいくのである」
お店のお金を集金していて、使いこんでしまった奉公人の話
真面目一徹の大店の主人だった男が中年になり
思いついたかのように放蕩し、夜鳴き蕎麦屋になってしまった話
亭主に先立たれ、自分達の店を乗っ取った男の囲い者になって暮らす女の話
子供の頃から奉公に上がり衣食住をあてがわれ、挙句に妻まであてがわれた男の話
等々、み~んな良いトコロで切れた凧みたいに飛んで行ってしまう
「え~~!こっからが良いトコロじゃろう~」
って所で終わるのである(笑)

ところが…一偏、二編と読み進んで行くと
一偏目に出て居た男が三編目にも出てきたりっと微妙な絡まりが見えてくる
そうして七編目が終わったところで始まるのが
少々長編の八編目「どぶどろ」なのである

この「どぶどろ」では前半七編の短編に登場していた者達が
一人、二人と脇役として登場してくるのだ
長編小説にありがちな一人一人が登場するたびにその人となりを説明しなくても
出てくる人、出てくる人が読者にとっては、既に知った人なのである

読者は見事な手法の網に絡めとられ、食卓にのぼった所で気が付くのである

時代は天明末から寛政の世
銀を取り扱う座人の集まり銀座衆。
銀座衆を束ねている岩瀬伝左衛門に拾われた平吉は背が低くガニ股
「山東京伝」の元で下働きをしながら岡引のような仕事もしている
そのガニ股な容姿で若い女子にはモテナイが
どこか人好きのする20歳の男である

彼が活躍し胸がスカッとするような「捕り物時代劇」っと紹介したいが
実は違う。
偉い人が悪いことをしても地位も名誉も無い人はどうする事も出来ない
押しつぶされて消えてしまうのが落ちである
空に向ってツバを吐いても、ツバが下に落ちて被るのは自分である
そんな事は解っちゃいるんだが…
でも、でも、でも、でも。見て見ないフリをして生きては行けない
知ってしまった以上は言うだけの事は言ってやる
そんな平吉の心情が痛いほど良く出ている作品である

同じく半村良の作品に「およね平吉時穴道行」(1971)という本がある
江戸時代の文人「山東京伝」好きのコピーライターが
京伝の下で働いていた平吉という岡引の日記を手に入れるのだが
どうも京伝の妹「およね」は土蔵に出来たタイムトンネルの穴を伝って
江戸から現代へ来ているらしい…
その「およね」を好きな日記の作者「平吉」も
「およね」を追いかけ現代へ…ってなお話である

「どぶどろ」より遡ること5年前の作品であるが
ココに平吉が登場している
同じ名前に同じ容姿、同じ主従に同じ職業
違うかもしれないし、違わないかもしれない
でも…平吉にこんな別な人生があったかもしれないっと思わせる
半村良独特のSFが5年の空間を越えて堪能できる仕組みになっている(笑)

そうだな~できれば両方読んで欲しいな~
一人の男の別の人生。
これぞSFの最大の魅力だと思うから…(笑)

久々に半村良を懐かしく読んだ
やっぱり面白い。本当に惜しいSF作家を亡くしたの~~。

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笹の子見ていた北海道

2008-06-05 | 食い物のハチャメチャ
昨年秋に仙台で、そして今年春に東京で私の故郷北海道に住んでおる愛すべき「たれぞ~さん」から
北海道の香りが届いた~~


「笹竹の子」である。
孟宗竹の太い筍が採れない北海道ではクマ笹から採れる「根曲がり竹」を食べる
竹の子、ササノコ(笹の子)、姫竹(ヒメタケ)などと土地で呼び名が違う
笹にもクマ笹からカラフト笹など種類があるからして
それぞれで出来る子供も種類が違うのかもしれん(笑)

初夏の北海道ではヒグマや遭難などの危険にドキドキしながらも(マジな話です)
笹の子をゲットするためにクマ笹の奥地に入る(笑)
笹で手や足、顔を切ると大変痛いので万全の装備が必要である

命の危険を伴いながらも頑張って笹の子をゲットするのには訳がある
コレ、本当に栄養価が高いのだ
食物繊維が豊富なもんで整腸作用と共に
コレステロールを吸着して排泄してくれる技を持つ
骨の成分であるリンに足のツリに良く効くカリウム
切り口に見える白い粉状のものは、チロシンというアミノ酸である
昔は、長い冬の栄養不足を補う為によく食べた

関東でも水煮した袋詰めを良く見るが
色といい、太さといいまるで違う

下ごしらえは簡単で
この笹の子は本州の筍と違い「アク」が少ないので
何も入れずに皮ごと茹でるだけで良い
ただし採ってから時間が経つと硬くなるので出来ればその日の内に茹でる
茹でたものは穂先に爪を引っかけて皮をむいて出来上がりである
水を入れたボウルなどに入れ冷蔵庫で保管すればしばらくは大丈夫
毎日水を取り替えるとなお良い

さて料理は本州の筍と同じで何にでも使える
ここでは私が札幌すすき野の飲み屋で仕入れた簡単料理を紹介しよう

用意するものは物価上昇のおりなので「豚バラ肉」と「人参」だけである

まずは「炊き込みご飯っちゅ~か~?」

「豚バラ肉」「人参」「笹の子」を切ったものを「ゴマ油」で炒め
「中華スープの素」「醤油」「みりん」「酒」「塩」「砂糖」をボールで混ぜ
そのまま炊き込むだけである
対比率は中華スープから2:2:1:1。塩と砂糖は少々でOK。
濃い目、薄めお好みで味見をして対比率を変えれば良い。
簡単過ぎるが…これが美味い(笑)

「甘辛な関係」

「笹の子」に「豚バラ肉」をクルクルっと巻いて
鍋で少々焼いてから甘辛煮すればOK
一口大に切っても、そのままかぶり付いても美味い~
これも5分で準備し焼いてしまえば
後はだし汁に入れ、放っておけばよいので楽である

「すだれじゃないもん」

どこのご家庭にもあるオーブントースターにアルミ箔をひき
その上に「笹の子」を細切りしたものを乗せて焼き
少々焦げ目が付いたら田楽味噌を乗せて出来上がり~
今回、田楽味噌は白だけで作り少々甘辛くしてある
これだと簡単に作れて他でも色々と使えるので便利なのだ~
簡単過ぎて料理でないと言われそうだが…これも美味い(笑)

「余った味噌がミソでんがな」

冷蔵庫にあったインゲンと人参と笹の子、豚肉を炒め
上で作った田楽味噌で味付けしただけである
彩りでインゲンを入れたが…ネギでも何でもOKである
田楽ミソは一度作ると何にでも使えるので沢山作っておくと重宝するだ

「笹っと汁かい?」

かなり写真がピンボケじゃ~(笑)
コレに法事で貰ったりする海苔をタップリ入れて飲むと…
「海」と「山」のメリーゴーランドになる(笑)
ゴマをフリかけて飲むのが我が家の定番である

全体的に深く考えなくっても出来る料理である(ある意味…男の料理か?)
全部作っても作業時間は30分を切る
後は火加減に注意して本でも読みながら見守れば良いのだ~


その他に「たれぞ~」さんから
「甘酒飴」に「ホワイトチョコ~」ほいで…
「なまら塩」が届いた…
「なまら塩」…直訳すると「もの凄く塩」砕けて訳すと「メッチャ塩」(笑)

たれちゃ~~~ん。命の危険を顧みず笹の子採りをしてくれて
ほいでもって遠く横浜まで送ってくれて
本当にありがとう~~~~このご恩。一生忘れん!(ガハハハハハハ)

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陶芸作品

2008-06-04 | 作り物のハチャメチャ
我社は変な会社ではあるが一応、人並みに
「ノー残業デー」なるものがあるので…(笑)
それを利用して週に1回、陶芸教室へ通っている

就業時間の鐘と同時にダッシュで家に帰り
ダンナ様のご飯を作って自分も食べて~ほいでダッシュで出かけるのだが…
大変、疲れる(笑)

先日、いつも遊びに行っておる「hirorin」さんの所で
hirorinさんが出かける時にダンナ様に「お弁当」を作って出かけておる
ってな話を聞いて「コレは便利かも?」っと私も真似をしてみた
 hirorinさんの弁当の方が確実に美味そうじゃ(笑)
弁当に変えても、作る私の忙しさは一緒だがの、
ダンナ様はこの弁当だけ「チン」すれば良いので楽じゃろうと思う
食い過ぎ防止のメタボ対策にもなるで一石二鳥じゃろう(ハハハハハハ)

 
今回は入れ子の皿が出来上がってきた~
大小の鉢を作り重ねて仕舞っておける一品である(笑)
土は信楽で素焼きをしてから「呉須」で模様を付け「ワラ灰」をかけてみた
柔和な作品に仕上がったと思う(かなり私らしくないかもしれん)

 
コッチは失敗作である(ガハハハハハハハ)
土はテラコッタに黄土を混ぜて焼いたのだが…色が変になっただ
いつもの「ヒモ作り」(ひも状粘土を積み上げて作る)ではなく
「掘り出し」(土塊に穴を開け広げて伸ばす)で作ったので
形は手に馴染んで良さげだが…いかんせん色が悪い(笑)
で、中に「ガジュマル」の木を植えて「鉢」にしてみた
ガジュマルってな木だけに、土で作った陶器と気が合うらしく…
良い雰囲気をかもし出しておる~(ハハハハハハハ)

ん~~~~。な~んか最近の作品は…
成形までは上手く行くのに釉薬でピシっとしないの~~
やっぱ、陶芸は奥が深いの
次回作で頑張ろう~~(笑)

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家族八景

2008-06-03 | 漫画紹介


今年の3月頃に
漫画好き仲間の「トミーさん」が紹介されてたもんで…つい、買っちゃいました(笑)

原作は筒井康隆氏
あの「時をかける少女」の作者
1934年9月24日生まれB型。特技にソシアルダンスと大阪弁がある(笑)
漫画は清原なつの
1956年8月8日生まれ
作品に「アンドロイドは電気毛布の夢を見るか?」など
SFパロディ作品も多く描いているが、
少女の内面の気持ちや心のヒダなんぞを描かせると絶品である

原作本は1972年に発表されたものだから、かなり古い
その昔、原作本は読んだ事があったがソノ内容はウロである(笑)
原作は3部作となっている
第1巻目がこの「家族八景」
第2巻目が「七瀬ふたたび」
第3巻目が「エディプスの恋人」だそうな

「家族八景」及び「七瀬ふたたび」はテレビドラマ化もされている

18歳の主人公「火田七瀬」は
人が心の中で思っている事や考えているが手に取るように解ってしまう
その超能力を他人に悟られない為に家政婦をしながら
色々な家庭を転々としていくってなストーリーなのである

超能力にはテレパシー・透視・予知・念力など様々な種類があるが
一番持ちたくない超能力が、この人の考えを読める能力であろうと思う

日本の妖怪の中に「サトリ」ってのが居る
山に住んでいるバケモノだが、山に入って来た人間を見つけると
側から離れずにズ~っと憑いて離れない
その人間が心の中で思った事や考えた事を読み取り
「今、お前はこう考えただろう」っと言い続ける
何も考えまいっとしても人は必ず何かを考えてしまう
平常心を保てなくなったところを見計らい
「サトリ」は人間を殺して食ってしまうというのである

私の読んだ民話の中で「サトリ」に憑かれた人間は
焦って無意識に焚き火の火に色々な物をくべてしまい
運良く木の実が火ではぜて「サトリ」を撃退出来る
「サトリ」は人間の無意識の行動に恐れをなして山奥へ逃げて行くのである

この「家族八景」に登場する「サトリ」と同じ能力を持つ七瀬は都会に居て、
しかも家政婦として家に入り込む
一番、安全で安心出来る我が家の中で、一番見られたくない心の中も
何もかも七瀬に見られてしまうのである

妖怪の「サトリ」は悪者であった
が、この漫画の中では七瀬以外の人間の心の醜さやエゴが強調されていて
一見、七瀬は良い人か?っと思わせる
だが読み取る能力に鍵をかけ、人の心を読めない状態に保つ事も出来るのに
時に七瀬は遊び心で人の心を覗き、その醜さに嫌悪するのだ

嫌悪するくらいなら覗かなければ良いのに…(笑)
七瀬が覗く人の心はエゴだらけだが…
七瀬の行動も人のエゴを象徴している

だいぶ前の話となるのだが…トミーさんから「ゆず酢」なるものを頂きました
これ、「美味かった~~」
んっ?過去形?っと思った方。あなたは「サトリ」かもしれん(笑)
そうです。既に食っちまってます(ハハハハハハ)
爽やかな旨みが凝縮しておってナンに入れても美味かっただ~
ネットでも「木頭のゆず酢」は販売されているみたいです
コレに醤油・みりん・昆布だしを入れて「ポン酢」を作ってみたが
これがまた美味かった!
機会があれば一度、ご賞味あれ~~~
 

トミーさん。その節はありがとうございました~

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広島から来たよ~~

2008-06-02 | グッズのハチャメチャ
ある日、満天家に「洗剤」が届いた
我が家は洗濯洗剤に「液体」を使っておる
が、届いた洗剤は「「粉」であった
しかも…「フタが開いておる」

机に置いてジ~~~~っと見つめると…
中から何やらモゾモゾと出てこようとしておる
「コレは、いったい・・なんだ~~~~~」
「耳が見えてるぞ・・・?」」

「眠そう~なニャンコの顔が見えた」

「この、おだんご頭は誰じゃ~~~」

「シュワッシュワな顔が出た」

「能天気な二人連れの顔も見える~」


またまた陶人形作家「諏訪恵どん」のトコロから
洗剤の箱に乗って面白いメンバーが届いた(笑)

作者に似たのかの?どうもこの顔と行動が憎めない
っと言うか…好きである(アハハハハハハハハ)


一緒に届いた夏みかんを既に食おうとしておるヤツがおる
「お前のその口じゃ~無理だがや~~」
なんぞと言っておる横で・・・

夏みかんを拝んでおるヤツもおる(ガハハハハハハ)

犬と遊んでおる能天気な猫もおるしの~~
お前ら犬が好きなんか~?

新しい仲間が増えて他の子達も楽しそうじゃ~~
遠い広島から旅してきてくれて「ありがとう~」
仲良くやろうな~~~(笑)

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