午前6時:現実逃避のスヌーズ連打が止まらない。
目覚めた瞬間の絶望感で、
おふとぅんの中で「消えたい」
と呟く自分。
時計を見るたびに
「まだ大丈夫」が「もう無理」
に変わる、この1時間が
人生で一番嫌い。
午前7時:現実との闘争開始
目覚めた瞬間に襲ってくる、
「今日が終わってほしい」
という願望。
しかしシャワーを浴びて、
朝食をしっかり取らないと
夕方まで持たない。
冷蔵庫にはカビの生えた餅が一切れ。
餅に醤油を垂らして、
「今日は勝てる」
と思った自分が痛々しい。
午前9時:出勤と死のオーラ
職場に到着すると、
久々に見たリーダークルーのIさんが
首に固定具をつけて、
死のオーラを放っていた。
その哀しすぎる姿を見て、
彼の災難を笑い飛ばしてしまった
自分を呪ったが
「笑うしかなかった」
という云い訳で乗り切る。
午前10時:明るい地獄の代行者
カウンターには店長代理の姿。
千円札が足りないという
重大な問題に、
「わーお!」と戯ける明るい人間。
ポジティブなのはいいが、
その後彼は、
手負いのIさんと私を置いて
颯爽と帰って行った。
「釣り銭問題」という
置き土産を残して…。
午後2時:手負いのIさん、リタイア
Iさんの「もう無理」オーラが
完全にピークに達し、退勤。
「釣り銭問題」を
彼に振れない事がとにかく辛い。
心の底から、
千円札が欲しい。
この際、北里柴三郎でも、
構わないから!
ここから私の地獄が始まる。
土曜日の午後、
津波のように押し寄せるお客様。
ワンオペ地獄。
呼吸の暇すらなく、
足は麻痺。
頭も回らない。
集中力が切れて、
物を落としまくる。
タバコ、小銭、ドリンク、
ポイントカード、
そして私のプライドまで
床に転がった。
午後4時:救世主降臨、…でも全ては遅すぎた
ようやく「グランドファンタジスタ」
の称号を授かりしOさんが出勤。
彼女の神業のような仕事ぶりに、
「助かった!」と思いきや、
私の体力と精神力は既にゼロ。
30分の休憩で
なんとか復活を試みるも、
記憶がほぼ飛んでいる。
午後5時:釣り銭問題が牙を剥く
店長代理よ。
君は明日が日曜日だという
現実を理解しているのか?
「あとはよろしく!」
って去って行ったあの笑顔が、
鮮明に蘇るよ。
ついに自宅にある千円札を思い出し、
取りに走るハメに。
「絶対に呪ってやる」
と心の中で
代理に呪詛を飛ばしながら。
午後6時:退勤まであと少し
「グランドファンタジスタ」の
称号を授かりしOさんが、
神業の速さで
フライヤーの清掃を終えた頃、
ようやく本日の業務終了。
5分だけ残業になったけど、
この地獄のような一日が
終わった安堵感で、
それすら許せる気がした。
教訓:店長代理、覚えておけよ!
もし次回も千円札が足りなかったら、
その時は、
貴様を釣り銭として
カウンターに立たせるまでだ!
目覚めた瞬間の絶望感で、
おふとぅんの中で「消えたい」
と呟く自分。
時計を見るたびに
「まだ大丈夫」が「もう無理」
に変わる、この1時間が
人生で一番嫌い。
午前7時:現実との闘争開始
目覚めた瞬間に襲ってくる、
「今日が終わってほしい」
という願望。
しかしシャワーを浴びて、
朝食をしっかり取らないと
夕方まで持たない。
冷蔵庫にはカビの生えた餅が一切れ。
餅に醤油を垂らして、
「今日は勝てる」
と思った自分が痛々しい。
午前9時:出勤と死のオーラ
職場に到着すると、
久々に見たリーダークルーのIさんが
首に固定具をつけて、
死のオーラを放っていた。
その哀しすぎる姿を見て、
彼の災難を笑い飛ばしてしまった
自分を呪ったが
「笑うしかなかった」
という云い訳で乗り切る。
午前10時:明るい地獄の代行者
カウンターには店長代理の姿。
千円札が足りないという
重大な問題に、
「わーお!」と戯ける明るい人間。
ポジティブなのはいいが、
その後彼は、
手負いのIさんと私を置いて
颯爽と帰って行った。
「釣り銭問題」という
置き土産を残して…。
午後2時:手負いのIさん、リタイア
Iさんの「もう無理」オーラが
完全にピークに達し、退勤。
「釣り銭問題」を
彼に振れない事がとにかく辛い。
心の底から、
千円札が欲しい。
この際、北里柴三郎でも、
構わないから!
ここから私の地獄が始まる。
土曜日の午後、
津波のように押し寄せるお客様。
ワンオペ地獄。
呼吸の暇すらなく、
足は麻痺。
頭も回らない。
集中力が切れて、
物を落としまくる。
タバコ、小銭、ドリンク、
ポイントカード、
そして私のプライドまで
床に転がった。
午後4時:救世主降臨、…でも全ては遅すぎた
ようやく「グランドファンタジスタ」
の称号を授かりしOさんが出勤。
彼女の神業のような仕事ぶりに、
「助かった!」と思いきや、
私の体力と精神力は既にゼロ。
30分の休憩で
なんとか復活を試みるも、
記憶がほぼ飛んでいる。
午後5時:釣り銭問題が牙を剥く
店長代理よ。
君は明日が日曜日だという
現実を理解しているのか?
「あとはよろしく!」
って去って行ったあの笑顔が、
鮮明に蘇るよ。
ついに自宅にある千円札を思い出し、
取りに走るハメに。
「絶対に呪ってやる」
と心の中で
代理に呪詛を飛ばしながら。
午後6時:退勤まであと少し
「グランドファンタジスタ」の
称号を授かりしOさんが、
神業の速さで
フライヤーの清掃を終えた頃、
ようやく本日の業務終了。
5分だけ残業になったけど、
この地獄のような一日が
終わった安堵感で、
それすら許せる気がした。
教訓:店長代理、覚えておけよ!
もし次回も千円札が足りなかったら、
その時は、
貴様を釣り銭として
カウンターに立たせるまでだ!