れっつ、すっぴん、トーク

照る日曇る日色々あるけれど、素直なすっぴんな気持ちで過ごしたい。お気軽にお立ち寄りくださいね。

ありがとう、おばあちゃん

2011-09-17 11:22:33 | Weblog
今年は何かおかしいと感じています。
九月なのに、この異様な暑さ。
少し涼しかった後だけに、体にこたえています。
また、台風が来ていますね。被害がないといいのですが。。。

私の父方の祖母は、85歳と11ヶ月で亡くなった。
明治生まれの気丈な人だった。

生前、私はそんな祖母とよく衝突したものだ。
私は、口が達者だったので、何か言われても素直に受け止めることが出来なかった。
でも、祖母との口げんかは最終的に私が折れて謝っていた。
母が切ながっていたから。

祖母との思い出は沢山あるが、二人きりで小旅行をしたことがあった。
これは、毎年祖母が行く観音様詣でに私もついて行ったのだ。
普段、一緒に暮らしていても、二人きりになったことはあまりない。
それで、印象に残っているのだろう。
今、思えばあの小旅行は、行けて本当に良かった。

私が結婚して、息子が生まれてからは、祖母はひ孫を溺愛した。
元々、裁縫が得意な人だったが、オシメは古い浴衣などで手縫いしてくれた。
昔の着物を大事に取っていたのだろう。
息子が赤ちゃんの頃の写真を見ると、祖母手作りのチャンチャンコなどを着ている。
髪も坊主頭だったので、とてもよく似合っていた。

祖母は、幼くして亡くした自分の息子と、ひ孫である私の息子がよく似ていると話していたものだ。

その祖母は、平成6年の1月13日に亡くなった。
私は、娘をその年の1月16日に産んでいる。もう少し生きてくれれば、娘の顔を見せてあげられたのに。
私は、そんなわけで祖母のお葬式に出ることが出来なかった。

先日、息子が東京で借りていたアパートを引き払い、こちらへ引っ越して来た。

荷物の中には、私の祖母からもらった毛布があった。
祖母は、その上質の毛布を自分で使わず、ひ孫にくれたのだった。
何と、20年近く、その毛布を使っていた息子。
私が「これだけ使えば、おばあちゃんも喜んでくれてるよ」と言うと、息子は「でも、形見だしな。。。」と寂しそう。

後ろ髪をひかれる思いだったが、粗大ごみとして出すことにした。

ありがとう、おばあちゃん。
感謝してます。
思い出は消えないからね。
コメント (4)
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