「一を聞いて十を知る」という言葉がある。でも,それは簡単にはできないことだろう。一を聞いて,過去の知識・経験と照らし合わせて,さらにそこからスタートして色々調べて・試行錯誤して,「ああ!そうなのか!」,「おお!そうなるのか!」という経験をするのが,「学問」であり「修行」なのだろう。教えられたことだけを理解して(理解したつもりになって),教えられたことだけができるようになっても,それは「人間ではない,ロボットやコンピュータに過ぎない」。
ネットで色々質問する人がいて,それに対して答える人がいて,その関係を覧ているに付け,「この質問をした人は,一を聞いて十を知る人か否か」というのが,何となく分かる気がする。