あるブログで,近々刊行される「Rによる計算機統計学」の翻訳がでたらめだ(?)ということが縷々書かれていたが,その続報で,出版社のホームページを見てみると,目次の中に見慣れない用語があった。
「順列検定」というのが載っているのだけど,原語は permutation test。確かに,permutation は 順列だけど,permutation test は普通は「並べ替え検定」とされているのではないかな?
ググってみると,順列検定は 190 件,並べ替え検定は 2500 件。多ければ良いというわけではないが,大勢に従うのが吉かな。
そのほか,「確率変数を生み出す方法」という章があるが,これは,「確率変数を生成する方法」かな?
キャッチコピーに,「解析についてはRにより、統計学的コンピューティングの事例によるアプローチで計算統計の古典的な主要問題を解説した。」とあるが,「計算統計」はおかしいだろう。「計算機統計学」かあるいは「統計計算」ではないか?(たぶん前者だろうが)
大学院生かなにかを動員して,翻訳したのかなあと疑う。