「今どきの若い人たち」と思わされる瞬間 – 5つのエピソード
最近ふと、「今どきの若い人は…」と感じた瞬間がいくつかありました。こういうことを言うと年寄りの愚痴だと言われそうですが、あえて共有したいと思います。
エピソード1:読めない言葉は調べるべき?
ある地域の農産物を紹介しているラジオ番組で、24、5歳の女性パーソナリティが「たんきょうき」という言葉を口にしました。なんのことかと思い、前後の文脈から推測すると、どうやら「はざかいき(端境期)」をそう読んでいたようです。確かに「端境期」という言葉は普段あまり使わないかもしれませんが、これは小学校の社会科で学ぶような言葉です。もちろん、読み間違えることは誰にでもありますが、一応プロフェッショナルである以上、事前に確認する姿勢は求められるのではないでしょうか。
エピソード2:すだれも知らない?
下町を歩くテレビ番組で、24、5歳の女性タレントが町家の軒先にぶら下がっている「すだれ」を見て、「これ、なんでしたっけ?」と発言。確かに、現代の都市生活者には馴染みのないものかもしれません。でも、日本の風土や文化を代表するアイテムのひとつであり、ちょっとした調べ物で分かるようなものです。教養の一環として、知っておくべきでは?
エピソード3:「心頭滅却」を知らないアナウンサー
国営放送の34、5歳の女性アナウンサーが、「心頭滅却すれば火もまた涼し」という言葉をタレントが口にした際、初めて聞いたと驚いていました。もちろん、全員が古典的な表現を知っているわけではありませんし、帰国子女であるならなおさらですが、国営放送のアナウンサーとして、こういった慣用句を知らないのは少々驚きです。
エピソード4:日本の古典音楽が「新鮮」
別のテレビ番組で、若いタレントが「和楽器って斬新ですね!」とコメント。おそらく、彼女にとっては本当に新鮮に感じたのでしょう。しかし、和楽器は日本の音楽文化の重要な一部であり、歴史も深いもの。伝統が新しいと感じること自体が、逆に現代の若者の文化的ギャップを象徴しているのかもしれません。
エピソード5:お箸の使い方がぎこちない?
食事の席で若い人がぎこちなくお箸を使っているのを目にすることが増えてきました。もちろん、現代のグローバル社会では様々な食事文化に触れる機会が増え、箸以外の食器も頻繁に使われるため、箸の扱いに不慣れな若者がいても不思議ではありません。それでも、日本の文化として伝統的な箸使いをもう少し大切にしてほしいと感じます。
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