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Julia で RGB による色の指定法

2025年02月02日 | ブログラミング

Julia で RGB による色指定を行うには、主に Colors.jl パッケージを使用します。このパッケージでは、RGB(r, g, b) 形式で色を指定できます。r, g, b は 0.0 から 1.0 の範囲の Float64 値です。

1. Colors.jl のインストール

まず Colors.jl をインストールします。

using Pkg
Pkg.add("Colors")

2. RGB 色の指定

using Colors

color1 = RGB(1.0, 0.0, 0.0)   # 赤
color2 = RGB(0.0, 1.0, 0.0)   # 緑
color3 = RGB(0.0, 0.0, 1.0)   # 青
color4 = RGB(0.5, 0.5, 0.5)   # グレー

3. 255スケールのRGB値を使う場合

通常の 0-255 スケールの RGB 値を使いたい場合は、RGB24 を使うか、255 で割ることで対応できます。

color5 = RGB(255/255, 128/255, 64/255)  # RGB(1.0, 0.5, 0.25)
color6 = RGB24(255, 128, 64)  # `RGB24` は 8ビット整数表現

RGB24 は 8 ビット整数 (0-255) での指定が可能ですが、内部的には RGB に変換されます。

4. HTML カラーコード (16進数) の使用

16進数のカラーコードから RGB に変換するには parse を使います。

color7 = parse(Colorant, "#FF8040")  # オレンジ系

5. 色の成分取得

定義した色から R, G, B の成分を取得するには以下のようにします。

r = red(color5)   # 1.0
g = green(color5) # 0.5
b = blue(color5)  # 0.25

6. 可視化例 (Plots.jl を使用)

例えば、Plots.jl を使って作成したプロットに色を適用することも可能です。

using Plots
plot(1:10, rand(10), color=color5, lw=3)

このように Colors.jl を使うと、RGB 形式で柔軟に色を指定できます。

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