落書き日記のススメ

毎日、日記をつけるのもいいけど 簡単な絵を描き続けるのもいいですよ。絵のある生活(落書き)のすすめ。

清々しい三渓園…

2007-05-24 00:49:03 | Weblog
JR山手駅に着くと そこからはケータイのナビを頼りに歩いた(GPS機能がついてて自分の位置がわかり、目的地まで音声案内してくれます)

急な斜面まで びっしりと住宅が建ち並んでいて その隙間の路地を歩いて抜ける。

こんなに勾配のある地形は東京じゃあまり見かけない。なんだか新鮮に感じた。

三渓園は住宅地を入った所にあった。大きな入り口を想像していたが意外とこぢんまりした感じ。だが園内に入ると大きな池が正面に広がっていた。

天気が良く 観光客も多い。
園内では撮影会らしきイベントが開かれてて モデルの女の子の周りを大きなカメラをかついだ人たちが歩いていた。


三渓園は原さんという人が明治時代に作ったらしい。
親から継いだ紡績業を成功させ、得たお金でいろいろな美術品を集めたり 明治の文化人を支援したりした立派な人だったそうだ。
富の分配意識が強かった人格者だったようで 集めた美術品やこの三渓園も一人で楽しむのではなく多くの人に楽しんでもらうため公開したのだそう…
その理念が今も生きていて 園内にある重要文化財は 広く貸し出されていて この日も多くの団体がお茶会などを開いていました(そのため園内には 着物をきた女性がいっぱい)

歴史ある建造物の中で飲むお茶は きっと最高に美味しいのだろうなぁ~

ところで この園内にあるたくさんの重要文化財の建物……日本各地から移築したものだというから驚き。
京都などにあった塔や寺を解体し運んで また組み立てたのだろう。スケールのデカいコレクションだ(この園はジオラマみたいなもんなのか!)

…そう書くとただの金持ちの道楽のように感じるが、取り壊しが決まった建物を この園に移したものもあるようなので 文化財保護という面では 大した功績だろう。

一本筋が通った人格者の美しい庭園をみて なんだか清々しい気持ちになった。

これで気をよくしたので また「公園マップ」をみて 新たな場所に出かけたいと思う。