桜をめぐる冒険（下）…

（つづき）
北の丸公園を通り抜け 千鳥ヶ淵にやって来た。

昨年 花見に来たときは遊歩道工事の真っ最中で道幅が狭く、大混雑していたが その工事もすでに終了していて、遊歩道が広くなったおかげで人が多いわりにスムーズに流れていた。


上野に引き続き、千鳥ヶ淵の桜を眺める。


付き合いのある町工場の社長は「千鳥ヶ淵の桜は別格！」と言う。

その理由は…
○桜の下で宴会してない（宴会は隣の靖国神社の境内で行われている…）
○お堀の対岸にも桜が咲いてて 水面に映りこむ桜を含め二度どころか三度おいしい。
○吹き抜ける風がお堀にぶつかり、上昇した風が桜を舞い上げ ソメイヨシノの白い花がひらひらと雪のように舞い降りてくる。

…かららしい。
夜遅いので薄暗く、残念ながら対岸の桜は見づらかったが 遊歩道の真上に咲く桜だけでも十分に綺麗だった。

社長が一番オススメするのは桜が散り始めたころらしいので 今週末、まだ明るい時間にまた来れたらなと思った。

すっかり遅い時間になってしまったが ぎりぎり終電に間に合う時間だったので 駅に急ぎ、同じく花見帰りであろう泥酔オヤジらとともに家路についた。