落書き日記のススメ

毎日、日記をつけるのもいいけど 簡単な絵を描き続けるのもいいですよ。絵のある生活(落書き)のすすめ。

東京の太陽と東京の月…

2011-01-11 20:55:03 | Weblog
週末は東京に住む友人が家に遊びにやって来た。

アパートに住んでた頃は何度か遊びに来たことがあったが親と同居してからは初めて。
“お婿さん”として家に入ったものの まだ我が家であって我が家でないような…幾らか馴染めてない部分があり、これまでは親の前でワイワイ騒ぐのはまずいかなぁと思い、友人を家に招くより 自分が赴く事がほとんどだった。

友人を居間に通し、娘を紹介しながら 僕がぎこちなく入れた珈琲、紅茶を飲む。

友人は ぼっーと庭先を眺めながら「太陽の光を感じる」とつぶやいた。

庭の草木が傾きかけた太陽の光をうけて長い影を落とす。
そんなあたりまえの風景が東京に住んでるとなかなか気づかないと友人は言った。

都心の高いビルの中で働く彼にとって 普段接する光は太陽光より、電灯の光の方が多いのだろう。それに忙しなく働いているので 昼間外に出ても のんびり空を眺め、物思いにふける余裕なんてないのだろう…。

「そういや僕も似たことがあったけな」と昔のことをふと思い出した。

上京して半年ほど経った頃。

ふと空を見上げると月が輝いててビックリしたことがあった。
それまで東京では星も見えず、月も見えないと勝手に思い込んでいて“そんな間違い”に半年も気づかなかった事に驚いた。

確かにあの時は 僕も忙しく余裕がなかった気がする。
これからは 友人をどんどん家に呼び、太陽の光を存分に感じてもらおうと思った。