緊急召集…

土曜日のはなし。

雨が二日程前から ひっきり無しで降り続いたため、道路の低い箇所は冠水し出していて 田植えが済んだばかりの田圃などは湖みたいになり植えられたばかりのイネも水没しちゃっていた。

そろそろ消防団の緊急召集がかかりそうだなぁと思っていたトコロ、案の定 うちの班のボスから連絡がきた。ちょうど 仕事を終えたトコだったので 慌てて身支度して帰路についた。

鉄道各線でも大雨の影響が出始めていたころだったが、僕の利用する線は辛うじて運行していたので、思いの外 早く自宅近くの駅に到着した。

そこから駐車場まで歩いていたトコロ、傘もささずに走ってきた男性に声をかけられた。びっくりして振り返ると 同じ消防団員のＨさんが雨に濡れながら笑っていた。
どうやらＨさんも召集がかかったので 慌てて帰ってきたらしく、駅でバス待ちをしていたトコロ 僕が改札を抜けるのが見えたので 走って追いかけてきたらしい。

その後 相合い傘で駐車場まで行き、僕の車で自宅まで送り届けたのだが、３０分後には消防団の詰所で また顔を合わせた。