これは2月の上旬に沖縄に帰省した際の回想録です。
(つづき)
帰省五日目も朝から雨が降り続いていた。
こんなに雨が強いと 屋外の行楽地に行くのは実質不可能(もしくは無謀である)屋内で楽しめる場所はないかしらと旅行雑誌などをパラパラと眺めたのだが、目ぼしい行楽地はすでに制覇しちゃってるトコばかり。
雨天時を全く想定してなかったなぁと反省しながら…新たな行き先を決めかねていると、奥様が沖縄本島最北端である辺戸岬に行ってみたいと言い出した。
僕は前に行った事があり、岩場だらけの殺風景な場所である事がわかっているので「他にも良いトコがあるんじゃない?」と説得したのだが…奥様はそれを頑として受け付けず、兄や父もそれに承諾してくれたので 奥様の希望通り本島の北の先端 辺戸岬を目指す事になった。
レンタカーが何台も連なる西海岸のルートではなく、静かな東海岸に沿って北上したため 前にも後ろにも他の乗用車は見あたらず、沿道にはやんばるクイナの飛び出しを注意喚起する看板が幾つも立っていた。
途中 高江集落のあたりに差し掛かると、告発系映画(標的の村や誰も知らない基地のこと…)で良く取り上げられる米軍のヘリポート建設を反対する人たちのテント村があった。
運転する兄以外はみなクルマの揺れにつられて眠りについてしまい、僕が目を覚ましたのは国道58号線の沖縄側の起点(58号線の大元の起点は鹿児島県にある)となる奥集落を通過している頃だった。
ここまで来ると辺戸岬はもうすぐソコ。いまだ寝たままの奥様や娘を起こすことにした…
(つづく)
(つづき)
帰省五日目も朝から雨が降り続いていた。
こんなに雨が強いと 屋外の行楽地に行くのは実質不可能(もしくは無謀である)屋内で楽しめる場所はないかしらと旅行雑誌などをパラパラと眺めたのだが、目ぼしい行楽地はすでに制覇しちゃってるトコばかり。
雨天時を全く想定してなかったなぁと反省しながら…新たな行き先を決めかねていると、奥様が沖縄本島最北端である辺戸岬に行ってみたいと言い出した。
僕は前に行った事があり、岩場だらけの殺風景な場所である事がわかっているので「他にも良いトコがあるんじゃない?」と説得したのだが…奥様はそれを頑として受け付けず、兄や父もそれに承諾してくれたので 奥様の希望通り本島の北の先端 辺戸岬を目指す事になった。
レンタカーが何台も連なる西海岸のルートではなく、静かな東海岸に沿って北上したため 前にも後ろにも他の乗用車は見あたらず、沿道にはやんばるクイナの飛び出しを注意喚起する看板が幾つも立っていた。
途中 高江集落のあたりに差し掛かると、告発系映画(標的の村や誰も知らない基地のこと…)で良く取り上げられる米軍のヘリポート建設を反対する人たちのテント村があった。
運転する兄以外はみなクルマの揺れにつられて眠りについてしまい、僕が目を覚ましたのは国道58号線の沖縄側の起点(58号線の大元の起点は鹿児島県にある)となる奥集落を通過している頃だった。
ここまで来ると辺戸岬はもうすぐソコ。いまだ寝たままの奥様や娘を起こすことにした…
(つづく)