落書き日記のススメ

毎日、日記をつけるのもいいけど 簡単な絵を描き続けるのもいいですよ。絵のある生活(落書き)のすすめ。

桜をめぐる冒険(中)…

2009-04-06 00:03:58 | Weblog
湯島から南に向かって歩き出し…神田、お茶の水を通り大手町へとやって来た。
当初は東京駅(大手町駅)をゴールと考えていたが 散歩の達人S君はこれきしの距離では満足しない。

やはり「もう少し歩くか?」と聞いてきた(^_^;)

しばらくあてもなく歩いてきたが そのまま西に向かうと、上野に並ぶ桜の名所「千鳥ヶ淵」があるのを思い出した。

夜の都心を歩き、満開の桜が咲き誇る 名所をはしごする…

それもなかなか面白いなと思い、これまたその提案にのり歩き出した。

途中 近道しようと北の丸公園に入ったトコで 向こうに武道館が見えた。そしてその周りを満開の桜が囲んでいる。それがお堀の水面にうつりこみ何とも幻想的で綺麗だった。

手持ちのカメラじゃ 上手く撮れなかったので 絵にしてみたが…やっぱ僕の画力じゃ あの綺麗な光景を表現できないなぁー(・_・;)

つづく

桜をめぐる冒険(上)…

2009-04-05 07:47:27 | Weblog
金曜夜。

仕事を終えたあと 急いで上野に向かったのは 東京の桜がついに満開となったからだ。

毎年のように 桜が咲くと上野に来ているが やはり今年も上野の桜が見たくなった。

西郷どんが立つ丘から 上野広小路を行き交う車や人の流れをぼんやり眺めていると すぐにS君がやって来た。彼はフットワークが軽く、いつどこへだって飛んでくる。思いつきで行動する僕にとってはありがたい存在だ。

つまみと缶チューハイを買い、上野の桜並木へと向かった。
並木沿いは例年通り すごい数の花見客で各々ブルーシートを広げ、輪になって座り、浴びるように酒を飲んでいた。

ここにいる大半の人は花見を口実に、ただ酒を飲みにきたのだろうなと思う。まぁ…僕らだって 缶チューハイを片手に歩いてるのだから 全くもって同類だなとも思った。

電球の光でライトアップされた桜は薄いピンク色ではなく オレンジ色に見え、影となる部分は灰色やかすんだ紫色に見えた。
そこへカメラマンたちが交互に放つ フラッシュの光が辺りをパッと明るくし、桜が白い事を気づかせてくれた。

上野公園を歩ききり、湯島近くまできた。
散歩の達人(サンポマスター)であるS君は夜の東京を散歩しないかと提案した。一瞬「明日も仕事だし…」と思ったが 酒が入り判断能力の鈍った僕は勢いにまかせ その提案にのった…

すでに缶チューハイは三本め、空には かすかにぼやけた月が雲ひとつない暗闇に浮かんでいた…

つづく

緊張のフレッシュマン…

2009-04-01 23:50:04 | Weblog
今日から四月。
通勤電車内にも 新入社員らしきフレッシュな若者が何人かいた。

初めての通勤でわからない事だらけで緊張してるらしく、電車が止まる度に時間を気にして ケータイで時刻を確認したり、路線図を何度も何度も見てたりと…どうにもこうにも落ち着かない様だった(^_^;)

僕にもそんな頃があったっけなぁ~などと昔を思い出しながら 相変わらずフレッシュマンを観察していると……あるフレッシュマンが御守りを強く握りしめているのに気づいた。
さらにその手は小刻に震えていて 極度の緊張状態の様だった。

なんだかその若者が気になり しばらくずっと見守って(見守る?)いたが 電車が駅に着くと元気よく駆け出していった。

地下鉄から地上に出ると 七分咲きまできた 薄いピンクの桜が風でさらさら揺れていて「春だなぁ」などとのんびり思いながら出社した。