年末の廃品回収…

年末の廃品回収が近いので 父母と一緒に物置を整理した。

“あとで使うかもしれない…とりあえず物置に置いといて…あとで判断しよう”と処分保留のまま忘れられていたガラクタたちだったが 結局のところ“捨てる”という判決がくだった。
いろいろあるガラクタの中でも一番大変だったのが 畑作に用いる防虫ネットで 物置の奥に驚くほどの長さのまま残っていた。

このままでは とても回収に出せないので一度のばしたあと適度な長さでカットし、たたんで小さくまとめた。

この年末は嫁さんのお産が控えていて、年末掃除や年賀状書きなど…年末恒例の行事がいまいちはかどっていない。

素面な忘年会…

週末は会社の忘年会だった。

いつもなら飲ん兵衛の同僚らと二次会、三次会と朝まで飲み、騒ぎ続けるのだが 今年は嫁さんがいつ産気付き、自宅へ（または直接 病院へ）呼び出されるか わからない状態だったので 二次会以降に参加しないのはもちろんのこと、一次会でもお酒を我慢し連絡に備えていた。

皆の顔がいい塩梅に赤くなり、ハイテンションになっていくのを 傍から“冷静に”眺めながら、飲み会でお酒を飲まないなんて 久しぶりだなぁと思った（ずいぶん前に抜歯か何かしたために飲めなかったことがあったっけな…）

結局 忘年会の最中には 呼び出しの連絡が来ず、ちと物足りない気もした今年の忘年会だった。

我が子よ…

しばらく慰安旅行の事ばかり書いてきたが その間にも嫁さんのお腹はどんどん大きくなり、いよいよ出産かという頃を迎えた。

７日が予定日だったのだが 何も起きぬまま過ぎてしまい、いまだ陣痛もない感じ（初産の場合 予定日より遅れる事が多いらしい)

いつ呼び出されても いいように（急に仕事を休むことになっても、支障がないように）毎晩 遅くまで仕事しているが……さすがに ちょっと疲れてきたなぁ。

「我が子よ いつまでも寝てないで そろそろ生まれてきておくれ」

勝沼ワイン…

山梨といえば“ぶどう”
ぶどうといえば“ワイン”

…というわけで旅の最後に勝沼にあるワイン工場へ行ってきた。

ぶどうで有名な勝沼は もうどこもかしこもぶどう畑だらけで 民家の庭先まで 屋根のようにぶどうの木が覆っていて驚いた。
当然 ワイナリーも数多くあり、その土地で出来たぶどうを その土地でワインにする。
理想的な産業だなと感心した。

ワイン工場で一通りの製造工程を見学したあとは 試飲コーナーで（小さいカップでだが…）飲み放題。
前日からビールと焼酎ばかりを飲んでたから ほのかに甘いワインは実に飲みやすく、美味しかった。

係りの人が「酔っ払わない程度で…」と話していたが 工場に着いた段階で すでに酔ってたＳさんが ひたすら試飲し続けてて、係りの人の顔がひきつっていたので僕が止めに入った(・_・;)

「これだけ飲んだんだから 買って帰らなきゃダメですよ」と僕が言うと Ｓさんは気前よく僕の分まで買ってくれた。

それとは別に僕も一本、甘口の赤ワインを購入して工場を後にした。

雨の昇仙峡…

旅行初日は天気に恵まれたが…二日目は朝からぐずついた天気で 時間が経つにつれ徐々に天気が悪くなっていった。

雨が本降りになる中 バスで紅葉が綺麗な山道を上り、昇仙峡へと向かった。
昇仙峡は“西遊記”に出てきそうな 中国の奥地みたいな地形で、鋭く尖った岩山に霧がたちこめた景色は どこかで見た水墨画を思わせた。

いまだ昨夜の酒が抜けきらず寝ている数人を気遣い、車内は静かだった。それが反って ゆったりと景色を眺められることにつながり、やはり旅行は本来こうあらねばなとココロの中で思った。