ただいま妄想中

夢、かつリアルな頭の中身をどこへ。

純粋な世界

2008-08-28 08:15:13 | Weblog
わたし:「お化粧して、ちょっとは美しくなった?うっふん
相 方:「、、、ポニョになった

という会話がなされた後、映画『崖の上のポニョ』宮崎駿監督作品
を昨日、観て参りました。

相 方:「ポニョのモデルだから安くなったのか?」
わたし:「大人の女は水曜日は千円なの

と、入り口でもバトルを繰り広げた後、鑑賞。

映画が終わったときの、お客さんの反応は千差万別。
「なんだこの作品、、。」
「わたし感動したんだけど!!」

いろんな声が飛び交っている。
同じものを観ても、感じることは
こうも違うんだなぁ、、と改めて思う。

ものを創る上で、万人うけすることが良いのか
ものすごく深く、でも一部の人にしか好まれないものが良いのか。

その昔。わたしはその両方の間を行きたいと
常に考えていたけれど。

そう簡単にはいかなかった。

ものを生み出すことには、苦しみがともなう。
と同時に、その向こうには喜びがあるんだけれど。

ちなみにわたしは。涙腺がゆるみっぱなしで
胸がいっぱいでした。

あまりに純粋無垢なものに出あうと
人は、とてつもなく無防備になる。

わたしを覆っていた、カチコチの殻が
一瞬にして、取っ払われる。

まるで今まで、殻なんか存在しなかったかのように。

心洗われ、毒が流れ、透明な1個の物体になる。

微動だに出来ず、息を飲む。

目の奥が熱くなり、ポニョと宗助に出会えたよろこびに満ちた。

細部にも、いろんなメッセージがちりばめられていて
良かったけれど。

まっさらで、真っ白な、ポニョと宗助と
共に生きたあの空間、あの時間。

しあわせなものでありました。

コメント
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