Records にへーのブログ

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岡崎藝術座公演「+51 アビアシオン,サンボルハ」感想

2015-03-29 01:16:00 | 演劇
この前の日曜日(22日)の観劇の最後は岡崎藝術座さんの公演「+51 アビアシオン,サンボルハ」です。



場所は日本橋のビルPUBLICUSの地下にある、NICA:Nihonbashi Institute of Contemporary Arts。



岡崎藝術座さんは今回観るのが初めてですが、岡崎藝術座さんの前の公演「(飲めない人のための)ブラックコーヒー」も評判良かったし、今公演も前評判が非常に良かったので、期待して観ました。

以下、感想です。








岡崎藝術座公演「+51 アビアシオン,サンボルハ」感想



メキシコ・沖縄・ペルー。作・演出の神里さんのルーツを巡る物語(らしい)。

ちなみにタイトルの「+51」はペルーの国際番号。
「アビアシオン,サンボルハ」はペルーの首都リマにある通りの名前。神里さんのおばあちゃんが住んでいる所。

白い壁に、床は青・緑・赤・ピンク・からし色・レモンと縦に6色で彩られる舞台。

その(その舞台で演じられる)土地の空気というか、役者の持つ空気感というかが独特で、異国のロード・ムービー的なテイストを感じた。

体験に基づいたテクストの素晴らしさも、それに拍車を掛けている。

柿喰う客の大村わたるさんの存在が独特で、計算されたユルイ動きが、ちょっと変な生き物的な感触。

児玉さんは綺麗だな。



……と、良いと思う部分は沢山あるのだけど、今回、俺はどうも乗り切れなかった所もあって。

個人的な趣味で言うと、演劇の会話という物に魅かれる事が多いので、今回の様な長いモノローグの連続の様な劇は、どちらかと言うと苦手な部類に入るのです。

今回特に、下手すると朗読劇と捉えかねない部分を孕んでいて、疲れも手伝って、中盤少し睡魔が襲って来てしまったのでした。

台本も素晴らしいのだけど、台本というよりテクストと呼んだほうがしっくりと来る(まあ、個人の感覚だけど)。

とはいえ、後半に掛けて(自分の中で)持ち直し、スリリングに感じれたので、決して悪くは感じていないのだけど。

正直、この作品だけだと岡崎藝術座さんが自分に合っているかというのは分からないので、もっと他の作品を観てみたいと思うのでした。





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