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第二黎明期公演「紅茶とライオン」観劇

2015-03-31 22:00:00 | 演劇
ちょっと前に、芸術のミナト新潟演劇祭で第二黎明期さんの公演「紅茶とライオン」を観て来ました。

今年は、自分達の公演や長岡の演劇祭シアターゴーイングがあったりして、ミナト演劇祭は第二黎明期さんとCREATIO ATELIERさんの「蛙昇天」しか観れませんでした。

会場がりゅーとぴあ(新潟市民芸術文化会館)の能楽堂でやるという事と、中央ヤマモダンさんがオープニング・コントをするという事もあり、楽しみにして行きました。

以下、感想です。









第二黎明期公演「紅茶とライオン」感想。



まず、受付を通り能楽堂の入り口に行くと、(中央ヤマモダンさん用の)特設ステージが設けられている。ステージの脇にはパネルが立てられ映画のチラシが何枚か貼ってある。能楽堂入り口ドアの脇には映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のポスターが。

どうやら中で映画が上映されているという設定らしい。

そんな中、中央ヤマモダンのコントがスタート。

映画を中で上映しているので、映画が終わるまでコントを観て下さいという事。

コントは、ほとんどが以前に観た事のあるものだったけど、会場ではヤマモダンさん独特のクスクス笑いを(若干のアウェイ感も有りつつ)確実に取る。

最後に映画が終わり、映画を見終ったお客にインタビューをするといった形でコントは終了。

中にに引き続いて居るお客がいるので、空いている席にお座り下さいと言われ中に入ると、段ボールで作った人型のものが多数の席に設置してあり(キャパを減らす為?)笑う。


さて、本編の「紅茶とライオン」ですが、黎明期さんらしい細やかな演出の舞台でした。

盲目の女主人とお手伝いの女性。近所で起きた殺人事件を巡り静かに起きるサスペンス。

休日の午後、紅茶を飲みながら読む軽いミステリーの様な、どこか優雅さすら漂う舞台。

お二人とも上手く、それぞれ違ったタイプのかわいらしい女性を魅力的に演じていた。

高橋さんが圧倒的に上手いのはいつもの事ですが、明田川さんは昨年末の劇団カタコンベさん「嘘は、鏡にうつっても嘘」の重い役柄とはまた違って、軽やかさを持ち且つ、実は裏で何を考えているか分からない感じも出ていて(演出の手腕も大きいでしょうが)良かった。今後の活躍も楽しみです。

ただ個人的には、会場はもうちょっと小さい所で観たかったです。能楽堂も雰囲気があって良かったのですが、黎明期さんの細やかな演技は小さい会場でこそ活きるのでないかと(個人の感想としては)思うのです。

黎明期さんで言えば、「銀河生活」みたいな演目は能楽堂で観たい気もしますが、今回は黎明期さんの本拠地、西堀DOMOの方が合っている気がします。


終演後、再びヤマモダンの山本さんが現れ、「紅茶とライオン」のキャラと能楽堂入り口でのコントのキャラでの三人のコントが有り笑わせてもらいました。









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