東野圭吾 著
不倫する奴なんて馬鹿だと思っていた。ところが僕はその台詞を自分に対して発しなければならなくなる―。
建設会社に勤める渡部は、派遣社員の仲西秋葉と不倫の恋に墜ちた。2人の仲は急速に深まり、渡部は彼女が抱える複雑な事情を知ることになる。
15年前、父親の愛人が殺される事件が起こり、秋葉はその容疑者とされているのだ。
彼女は真犯人なのか?渡部の心は揺れ動く。まもなく事件は時効を迎えようとしていた…。
この本の内容を知ったのは、映画の予告を見たのが最初です。
こんなに面白そうな原作を映像で済ませてなるものか!・・・・・・って感じで映画を観るのは我慢して、最近ようやく本書を手に入れました。
でも、私が予想していたものとはちょっと違ったかな?
もっとドロドロで、目も当てられないほどの憎悪ひしめく感じかと思ってたんだけど、過去に起きた殺人事件とかが不倫の泥沼感を薄めていく・・・・・・そんな感じがちょっともったいない。。。。。。
最終的には半年間の不倫ごっこを体験しただけの話の軽さが少し物足りなさを感じてしまいました。
まぁ、実際の生活の中でハッピーエンドを迎えるってそうない事だから凄い事ではあるんだろうけど、自分が想像したもの以下のエンディングだと、拍子抜けしちゃいますよね