監督 ハイファ・アル=マンスール
サウジアラビア初の女性監督ハイファ・アル=マンスールのデビュー作。
女性のひとり歩きや車の運転を禁じる同国で、女性として生きることの厳しさを直視しながら、それでも前向きに生きる少女の日常をストレートに映し出す。
出演は、オーディションで選ばれたワアド・ムハンマド、数少ないサウジアラビア女優のひとりであるリーム・アブドゥラ。
イスラムの元で生活する人々の暮らしぶり、その中の特に女性にピンスポットを当てたこの映画ですが、まぁ鑑賞すれば何を訴えたいのかは一目瞭然。
一言で言えば、著しいほどの男尊女卑。
それでも昔は日本もそうだったので、もしかしたら時代の流れと共に、今の途上国をはじめ、肌を黒い布で覆っている国々でも徐々に緩和されていくんですかね?
それとも宗教上の理由から難しいのかな。。。。。
それでもこのような映画が自国の女性によって撮られたのであれば、それは一歩確実に進んでいるようにも感じられる、そんな映画でした。