昨夜は6日目となるおでんと格闘していた。
読んでいたのは『一万年の旅路』・・・ネイティヴ・アメリカンの口承史だ。
これは1年以上も前から読んでいるが、まだ終わらない。
今夜も最後まで残っていたのは惇だった。
途中で挫折、『楊令伝』の最新刊に浮気。
いつしかスラム街のベッドで沈んだようだ。
ベッドで身体を動かす・・・かすかに聞こえる鉛筆の音!
飛び起きると新中1の女の子が勉強している。
初対面で驚愕した女の子・・・恐ろしいほどに6期生の千帆に似ているからだ。
不思議なもので顔立ちや雰囲気がそっくり。
ゆえに言ってしまった、「オマエって勉強できるんやろな」
ちなみに千帆、一志中でトップを張って津高へ進学している・・・が、今は人の妻。
新中1のお嬢、しばらく考えて「どうかな・・・でも算数は苦手」
南が丘中学の過去問をさせてみる。
年代もの・・・ヴィンテイジの数学、なにしろ亮太(10期生・光近代塗装専務)の中1の1学期の中間・・・今から16年前のもの。
このお嬢、まだ生まれてへんやん。
ほのぼのとした午前中だ。
先日、連絡を頂いた天栄中出身の津西3年のお母さんから再び連絡。
鈴鹿からウチの塾に密航しようと考えている猛者だ。
とりあえずは公立入試の当日に息子さん共々来られるとか。
「知り合いで中3の子どもさんをもつお母さんがいるんですけど、公立高校と内申で検索をかけるとれいめい塾にヒットするって言ってましたよ」
「へえ、そうなんですか」
「そのお母さんがね、先生のブログに新高3はあと一人って書いてあったよって知らせてくれて」
「いやあ、あれは僕の仕掛けじゃなくてウチのHPを管理してる開業医のドクターが仕組んだんですけどね。僕の個人的な嗜好で言うなら・・・ちょっとばかし恥ずかしい」
「そうですか・・・でも、塾ならどこだってしてるでしょう。だから今日、ウチの息子の席がなくなったらと不安で電話したんですよ」
「はあ・・・そういうもんですか」
俺の美意識は確実に風化している。
いつか、俺のひからびた化石のような美意識を『れいめい塾の旅路』というタイトルで口承史としてまとめてみようか。
さらにお母さん、「れいめい塾の中3の玄太君が塾でセンター試験の英語を受けて159点取ったことを息子に言ったんですよ。息子も高校で受けさせられたらしくって・・・え~!って驚いてました」
ブログ上での登場人物を、あたかも昔っからの知己のように語る・・・劇場型入試の真骨頂、・・・ありがたいねえ。
「その玄太君って全県模試で三重県1位を取った子ですよね」
「そうです」
「いえね、天栄中に2位の子がいてるらしいですよ」
この明るいお母さんとの話し合いも、ほのぼのとした午前中に似合う。
このお母さんとは3月11日に会うことになる。
ブログをきっかけに見知らぬ者どうしが盛り上る・・・これもまたブログの贈り物だ。
清濁併せ呑む
橋本ドクターが管理する俺のブログに感謝しておこう。
昼が近づくにつれて受験生たちが集まってくる。
教室内の空気が下がり始める。
陽だまりのなかの心を封印、午後から中3が解くプリントの準備をしよう。
今日は教英出版の予想問題集の第一回。
クリックのほう、ほんまにほんまに。