『 HARD & LOOSE 』 れいめい塾 津市久居

塾頭の『れいめい塾発 25時』
三重県津市久居にある学習塾『れいめい塾』の塾頭のブログです。

お知らせ

津・松阪地区で高校入試における内申でお悩みの方は、無料相談承ります。
メール(reimei.nakayama@gmail.com)またはお電話(059-255-1123)で、れいめい塾まで『内申の件で』とご連絡ください。

満員御礼

2010年02月25日 21時15分37秒 | 大学受験
中学生の教室は極めつけの静寂。
中1と中2は期末試験、中3は公立入試まで2週間。
見事に席は埋まった。

あい(津高1年)がコピーしに来る。
高校生の部屋のコピー機の調子が悪い。
「風間(三重大学医学部3年)は来たか」
「まだ、あっちは中藤さん(三重大学医学部5年)と諒先輩(20期生・名古屋大学工学部機械航空1年)とお姉ちゃん(れい:三重大学教育学部1年)だけ」
「えっ、あいつら来てるの」
「うん、諒先輩(津東3年)と今日の前期試験の話をしてる」

高校生の部屋に入ると騒がしい。
瞭とれいが諒と今日の試験について、中藤は香保(松阪高校2年)の質問に声を荒げもせずに聞いている・・・えらい忍耐力やな、と感心しきり。
本棚手前の高1と高2の机は埋まっている。
今日も鈴鹿高校からの密航者が来ている。

前期の二次試験の興奮が感染したのか、中学生の部屋とは雲泥の差の騒がしさ。
そこへ風間がやって来る。
諒を見つけて声をかける、「どうだった」
「なんとか・・・」
こんな風景は昔から変わらない。
「よかったな、諒・・・賑やかで」
俺は今年度の最後の受験生となる諒に声をかける。
「・・・ええ」
「いやあ、心配で心配で」と教室中に響き渡る声で中藤。
さすがに突発性難聴の俺の耳には暴力だ。
しかし、ここは微笑むしなかい。
この場所の空気は熱い・・・。
俺が昔からずっとずっと愛してきた熱さだ。

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凌之の期末試験もあって、今夜も松阪サーキットの連荘。
さすがに今夜は自由の翼をたたんでおくつもり。
深夜にはたった一人、ゆっくりと森下の英語の原稿を読み直すつもり。

クリックのほう、何卒頼んます。
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少しずつ新しい風景が・・・

2010年02月25日 19時36分58秒 | 大学受験
午前11時には三重大学から塾に戻っていた。
そこへ大典(三重6年制6年)とお母さんがいらっしゃる。
これからのことを話している時に携帯が鳴る・・・竜太だ。
「先生、1限目のなんとかなったような・・・へへへ」
機嫌が良さそうだ。
「先生、今夜だけは塾に行けません」
「なんで」
「今夜は名古屋の友だちのトコに泊まらせてもらいます」

森下(8期生・環境学研究者)が荷物をまとめてやって来る。
旅行でもしそうな勢い・・・海外旅行するんだった。
大きな旅行カバンを抱えておんぼろエスティマに乗り込む。
今日の国公立二次試験、いや昨夜の竜太(18期生・浪人)の『合格まで13日』を見るまで塾に居続けたのやもしれぬ。
午後4時30分中川駅発、伊勢志摩ライナー京都行き。
「これなら午後6時に京都に着く」
再び携帯が鳴る。
竜太だ。
「先生、あんな問題ありえへんわ。今までの過去問とは全く違う」
「まあ、ついてへんことあるやん」と俺。
「あれやったら、みんな難しいって思うはずやし・・・」
「まあええやん、終わったんやから。でも、今夜は名古屋泊まりやろ」
「ええ」
「まあ、久しぶりに楽しんだらいいやん」

助手席の森下が頻繁に鼻をかむ。
「花粉症の具合はどうだ」
「かなりひどい・・・でも、京都に戻ったら花粉症はないよ、こっちだけ」
中川駅のロータリーで森下を下ろす。
「じゃあ」と無愛想な森下。
「ああ」・・・俺もいい勝負だ。

二次試験を終えた諒(津東3年)が戻る。
「400点中で350点あたりの実感はあるんですけどね」
「ビハインドがね・・・50点だっけ」
「ええ、マックスで」
「じゃあ、粛々と後期試験や」
「ハナッからそのつもりですから」
諒にとり、今日の前期二次試験は模試のようなもの。
いつもの一日が始まる。
塾のあちこちで、密航者の出現や新高3の授業準備で新たな風景が浮かび上がりつつある。
そんななかで微塵も変わらないもの・・・諒の風景。
勝負は3月12日、後期試験だ。


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あ~あ、森下が京都に帰って今夜から俺一人。
暗いやん。
じゃあ、家に帰れ!ってか・・・そりゃそうなんやけど。
でも、家に帰ったら和んでしまうやん。
ケンカの最中に和んだらアカンやろ。

クリックのほう、ほんまにお願いします。
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二重顎が気になる百恵ちゃんではある

2010年02月25日 15時38分34秒 | 大学受験
島崎町の『COSMOS』におんぼろエスティマを止め、三重大学方向に歩き出す。
午前8時半頃に江戸橋を渡る。
橋の上から駅から大学へと続く受験生が蟻の連なりが見てとれる。
歩道橋の下で受験生のなかに紛れる。
さつき(津高3年)の国公立大学から私立大学へのシフトをもう少し早くしたほうが良かったのか・・・分からない。
隣を歩く女の子たちは名古屋出身か・・・母の実家で馴染んだ名古屋弁が懐かしい。
大典(三重6年制6年)は逆だ・・・私立大学へのシフトが早かったのでは・・・最後まで国公立で突っ張る手もあったんじゃないか。
大学病院への入り口に看板・・・『第5試験会場→左へ500m』
500m・・・工学部棟か。
三重大学は全国で3番目に大きな大学だ。
敷地内に海まで含んでいる。
ほとんどの受験生は直進。
正門から入っていく。
久しぶりに会った健介(6期生・河合塾)、河合塾の塾生だろう・・・受験生を呼び止めては激励している。
仕事やってるやん。
正門を入る。
さすがに今日は高校の幟は影を潜めた。

第3試験会場で佇んでいる。
受験生たちは建物の外で待っている。
時刻は午前9時前・・・開場は9時か。
新聞社のカメラマン、あっちへ行ったりこっちへ来たり。
試験会場がこのように拡散しているといい絵が撮れない・・・大変である。
カメラマンが走り去る方向に視線をやると、見慣れた姿。
諒と真広(ともに津東3年)、そして横には明け方まで飲んで眠たいのを弟のために堪えてやって来たスナックの姉ちゃんのノリの百恵ちゃん(三重大学医学部1年)。
諒と真広に物理を教えてきた講師と弟子・・・とは見えない。
まあ、俺も年齢不詳の浮きまくりだが・・・。
「いやあ、昨日は塾で、私は絶対に正門で待ってるからね!って言ってたんですけど、友だちから相談あるからって、その話を聞きながらお酒をちょびちょび飲んで、ついつい炬燵の居心地のよさに眠くなって・・・電話に出たら午前8時20分!」
そこにはいつもの百恵ちゃん・・・来てくれただけでもありがたい。
少なくとも受験生二人には緊張感はないはずだ。

試験会場は第5・・・一番遠いところに位置する工学部棟だ。
午前9時7分、やっと開門。
百恵ちゃんと並んで諒と真広を見送る。
バイヤ・コンディオス・・・。

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国公立大学二次試験

2010年02月25日 07時37分17秒 | 大学受験
昨夜、瞭(20期生・名古屋大学工学部機械航空1年)が姿を見せた。
「やっぱ、今頃じゃ、あっちはもういない?」
バイトが終わってから国公立大学二次試験の余震に惹かれてやって来たのだろう。
でも時刻は午後9時半だ。
「そりゃ帰ったさ」
それからは今年の大学受験生の話だ。

週に一度の松阪サーキット。
帰ってきたら瞭と森下を連れて『開花屋』へ行こうと決めていた。
午後11時20分スタート。
凌之と敬太を日丘団地で下ろし、香保と砂保と星哉を中部中エリアで、そして最後は清美・・・東部中エリアだ。
清美の家に到着したのが0時15分、『開花屋』は0時30分ラストオーダー・・・だっけ?
久しぶりに自由の翼、23号線を疾走。
0時32分に到着・・・「えっ、瞭は帰ったみたい?」
助手席に乗り込んできた森下に確認する、「うん、どこを探してもいない」
・・・ついてないことはある。
『開花屋』から帰って、森下がオレゴンで発表する原稿、当然にして英文を読んでいるうちにスラム街のベッドに沈没する。


ついに国公立大学当日。
今からエスティマで津まで。
島崎町の『COSMOS』にでもエスティマを置き、三重大学まで歩くつもりだ。
江戸橋あたりから受験生の群れと交じり合うはず。
別段、真広や諒と会うつもりもない。
ただ、今日は受験生の群れに紛れて過去1年間の俺の通知表、自分でつけてみようと考えている。


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合格まで13日

2010年02月24日 20時00分41秒 | 大学受験
あと1日だ。
午後7時に竜太(18期生・浪人)が帰るという。
この1年間のことが蘇る・・・初めて塾に戻ってきた頃は英語が悲惨だった。
センターマークで70点台が続いた。
・・・思い出は遮断される。
新中1のご父兄が来られたからだ。
例年に比べ密航者が多い。
ありがたいことだが、試験の余韻に浸っている暇がない。

「最後くらい竜太先輩が数字を書いていくってのはどうですか」と玄太。
ホワイトボードにある試験までの日数表だ。
『国公立二次試験まであと2日』とある。
竜太が2を消して0と書き込む。
それを見ていた森下(8期生・環境学研究者)がもらす、「地味な字やな」
再び竜太がホワイトボードの前で逡巡する。
ゼロを書いては目を入れたり、インディカ種のようなお米にしたりと苦心惨憺・・・背後に感じる森下の視線。
いつまでたっても先輩は絶対である。
何度かの逡巡の後に『国公立二次試験』を消して『合格』と書き直す。
『合格まで13日』
森下の視線が緩んだ。
13日後・・・名古屋市立大学の合格発表。

諒(津東3年)も竜太に合わせるように帰り支度。
「センター試験の時より緊張しますね」
「そのセリフ、奇遇やな。さっき竜太も同じことを言ってたよ」
階段を降りていく諒の背中・・・明日は特別場日ではなく、後期までの一里塚。
俺が口に出さなくとも諒は先刻承知だ。

殿(しんがり)は真広(津東3年)、何か言いたそう。
感動の師弟愛と思いきや、「先生、私立大学にお金振り込むのやめようかと思ってるんですけど」
「はあ! なんで?」
「明日の結果を見てから考えようかなって・・・、車校のお金が浮くでしょ」
「なるほどね、それに英会話教室のお金もあるし」
「ハハハ、そうでしたよね。飯田さんから大学に合格したら早速英会話を勉強するようにって言われましたよね」
「ああ・・・あいつ、もしかしたらウチの塾で授業をしてくれるかもしれへんで」
「物理ですか」
「いや、理系にとっての学問とは何か・・・あたりやな」
「高校生より僕のほうが聞きたいですよ」
午後7時半、今頃は飯田の勉ちゃん、静岡のホテルで雄大と夕食の最中か。

教室のなかでは中1と中2の期末試験の喧騒、そして当然にして中3の公立入試へのサイレント・バトル。
ホワイトボードには『公立入試まで15日』とある。
玄太が友だちから貰った英作文のプリントを見せる・・・なかなかいいプリントだ。
「これ中3にコピーしてさせてみよや」
「分かりました」
再びホワイトボードに目が行く・・・『合格まで13日』
この1年間竜太と毎日過ごした日々・・・初めての現代文の記述対策。
亜里や香保の答えと自分の答を見比べて自分でも分かったのだろう、自分のあまりの答案の酷さが。
ゆえに消え入るような声で「僕の答案はパスしてもらってけっこうです」
そんな記憶の数々が遮断。
玄太が早速英作文のプリントの1枚目を持ってきたからだ。
さあ、採点である。


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今日も鈴鹿高校からの密航者が来ている。
熱心やな。
でも志望は獣医・・・当たり前だ。

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