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ロスチャイルド財閥-363 アメリカの歴史-20 大西洋経済圏の発達とペリー来航

2024-12-29 10:26:45 | 国際政治・財閥

大西洋経圏圏の発達とペリー来航

 

こうして十九世紀後期にはヨーロッパとアメリカ合衆国とが有機的に結合した『大西洋経済圏』が成立していた。 この大西洋経済の内部で、『プロレタリア大量移民』の流れが生じた。

この広大な経済圏は、工業化された西ヨーロッパおよび北米の部分と、農業的な東欧・南欧部分とに分かれていた。 もっと正確に言えば、工業化しつつある部分は、農業的地域における工業の島々から成っており、労働力のかなりの割合を周辺の農業的地域から引き出していた。

 

プラハやブタペストやペテルブルグなど、東欧や南欧にも労働力を引き付ける中心地があった。 しかし、主要な労働力輸入地域はやはり西ヨーッパであった。 産業革命に成功したイングランドは外来労働力を主としてアイルランドから、スイスはイタリアとドイツから、ドイツはポーランドとイタリアから引き出していた。

このように、世界的資本主義の発展に包摂された南・東ヨーロッパ地域、つまり近代世界システムステムにおける半周辺地域で農民の大規模な流民化が生じ、それを基盤にして形成された工業労働力が、西ヨーロッパおよびアメリカ合衆国という中心中心部資本主義国に流出して、その工業発展の労働力の基盤となった。

そして、大西洋をへだてて展開された国際労働力移動を通じて、アメリカは必要な労働力を大量に獲得した。

 

ヨーロッパにおいても、北米においても二重労働市場が出現していた。 つまり、各国の固有の労働者階級は、賃金が高く、労働条件の良い、熟練度の高い職に就いたのに対して、外国人労働者は低熟練水準の、不規則な雇用、劣悪な労働条件の低賃金労働をさせられたのである。 ここにもまた中心と周辺の構造があった。

アメリカでは、新移民の圧倒的大部分は、この第二次労働市場に雇用された。この時期の多くの移民の目的は、定住ではなく、アメリカで金を稼いで故郷に送金することだった。

 

母国との賃金格差は大きかった。 ハンガリーでの一週間分の賃金が、アメリカでは一日で得られた。 単身で出稼ぎに出れば、一ケ月十五ドルあれば生活できたので、月々故郷に送金し、さらに千ドルを貯めて帰国するのが彼らの夢だった。 ただし千ドルも貯金するには、七~八年働かねばならず、いつの間にかアメリカに居ついてしまい、結局帰国しなくなることが多かったが、それでも送金は家族たちの劣悪な生活水準を改善し、農地を買い増ししたりすることに使われたのである。

 

こうして大量の労働力を得た、移民国家アメリカは驚異的、経済発展を遂げるのである。その発展するアメリカ市場を虎視眈々と見つめるヨーロッパの大資本家がいた。 ロスチャイルドである。 

 

江戸後期から末期に、イギリスはアヘン戦争を仕掛けて清(中国)を支配しましたが、この時期にアメリカもラッセル社と言う阿片会社を設立し、アヘンで莫大な富を得ました。 

イギリスは植民地であるインドから阿片を買い付け、清に売りさばきましたが、アメリカのラッセル社は、ブッシュ一族(今日の共和党)がアフガニスタン(当時オスマントルコ領)に阿片農場をもち、手に清(中国)には、トルコ産の阿片を売りつけていました。

その農場の用心棒で管理を任されていたのが、アサシン、後のアルカイダです。 ですからアメリカの共和党とアルカイダはずぶずぶだったのです。

 

また、このラッセル社の重役で、大きな財産を形成したのが、第二次大戦中のアメリカ大統領のフランクリン・デラノ・ルーズベルトの先祖であるデラノ家です。だからアメリカは中国ともズブズブです。 

この事実が分かっていない阿呆たちが、頭のよわい小学生並みの知能の、アホボン・トランプのデマプロパガンダに騙され、共和党・ロックフェラーは愛国保守で、米民主党は中国とズブズブとか訳の分からないことをほざいています。

 

ユダヤがバックの米民主党のバイデン政権も、中国・ロシアに厳しかったでしょうが。 

日本でも同じです。アホボン安倍・高市のデマを信じ、岸田は親中だからアメリカ大当郎は会ってくれない、岸田で日本経済崩壊とほざいていました。 結果は、岸田首相は、中国・ロシアに厳しく、日本経済はバブル期並みの絶好調だったでしょ。 

 

統一教会についても解散させた岸田首相を貶めるプロパガンダが、アホボン安倍・高市信者たいが必要以上に行い、経済・安全保障についていう事のなかった岸田首相は最低の支持率。

 

トランプは、親北朝鮮・親ロシアはご存じの通り。 堺の最貧国の一つであった中国に技術援助・巨額の資金援助・一つの中国(台湾は中国領土)を認めたのも、ロックフェラーがバックの共和党です。 

1972年2月、共和党にニクソン大統領が訪中し、北京で毛沢東主席と首脳会談を行い、その席で上記3つを約束し、そこから中国は大躍進し、今日ではアメリカの覇権を脅かすまでに成長したのです。 

 

長くなるので、ここではこの話を置いておいておき、話を戻します。 ヨーロッパの金融を完全に支配した1830年代のロスチャイルド一族ですが、ロスチャイルドを代表するメインの銀行が、NMロスチャイルド&サンズという銀行です。

 

・ロスチャイルド財閥-8 N・M・ロスチャイルド&サンズ  https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/251288d5f7831aabc04a9f9e8dc1fdd8

 

 

このNMロスチャイルド&サンズが、アメリカ市場の機会をうかがうために、アメリカの公共事業などを調査するために雇ったのが、アーロン・パーマです(ロスチャイルドの代理人)。 彼は弁護士でもあり、アメリカ政府へのロビー活動を行っていた人物です。

アメリカも清(中国)で阿片ビジネスをやっていたことはすでに話しました。 そして阿片商人達をアメリカー清に送るために、大西洋からでは遠いので、太平洋航路を開拓しようとします。すなわち、カリフォルニア(サンフランシスコ港)のっ開港を計画していたのです。

 

ちょうどゴールドラッシュもあり、移民労働者で、工業力を得たアメリカ政府は、東部から西部までの大陸横断鉄道(American EXPRESS)を建設しますが、このような情報もすべてロスチャイルドは、代理人(=エージェント)のアーロン・パーマーからの情報を受けて調査済みだったのです。 

そしていうまでもなく、ロスチャイルドは巨額の投資をしています。

 

当時、清の人口は4億人という巨大な市場です。 アメリカと清と往復する太平洋航路が必要であり、その蒸気船の燃料(石炭)補給基地、水・食料の補給、蒸気船の修理のために、日本を開国させる計画を、

アーロン・パーマーがアメリカ政府にロビー活動し、ペリーが日本開港を迫ったというのが、1835年ペリー来航の真実です。

 

 

受験生は嫌でござんすペリーさんで年号を覚えましょう。

 

 

・ロスチャイルド財閥-206 日本開国とロスチャイルド、そして二人のエージェントhttps://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/11bb0b1f6ebbce1c2b64ac3e90cc4906

・ロスチャイルド財閥-207 ペリー来航の真実 太平洋ハイウェイ構想 、大陸横断鉄道と日本開国計画https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/8f8682313e1794bfeb1a9e82f6baf82d

 

 

 

 

(関連情報)

 

・ロスチャイルド財閥ー354 アメリカの歴史ー13 イギリスからの移民
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・ロスチャイルド財閥ー363 アメリカの歴史ー20 大西洋経済圏の発達とペリー来航https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/2b44e8108830dc88f9329852e43a396c

 

 

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