ビットコインは23年末比で4割程度上昇=ロイター
【ニューヨーク=竹内弘文】
代表的な暗号資産(仮想通貨)であるビットコインが米東部時間28日、6万ドルの節目を上回った。
米コインデスクによると6万ドル台乗せは2021年11月以来、約2年3カ月ぶり。ビットコインで運用する上場投資信託(ETF)を通じマネーが流入し、23年末比で4割高と急騰している。
1月には米証券取引委員会(SEC)がビットコイン現物で運用するETFの上場を承認し、同月11日より取引が始まった。
ETF承認の観測が高まった23年秋ごろから相場は上げ始め、ETF取引開始直後には利益確定の売りが上値を押さえる場面もあったが上昇基調は途切れていない。最高値は21年11月の約6万9000ドル。
通常の証券口座でビットコイン投資できるETFの購入需要は強く、ファンド新規設定を通じてビットコイン現物の買い圧力となっているためだ。
米ブラックロックのETFは上場後1カ月半で運用規模が70億ドル(約1兆500億円)、米フィデリティのETFも50億ドルをそれぞれ突破した。
未上場の投資信託をETFに衣替えした米グレースケール・インベストメンツの「グレースケール・ビットコイン・トラスト(GBTC)」からは資金流出が続くものの、上場当初に比べれば流出ペースは落ち着いてきた。
目先にはビットコイン需給を引き締めるイベントも控える。ビットコイン取引を承認するマイニング(採掘)の対価として採掘事業者に支払われる報酬が半分になる「半減期」は4月ごろの予定だ。
新規供給量が絞られて希少性が高まりやすい。株式など他のリスク資産の価格上昇も、仮想通貨投資家のリスク許容度を上げている背景にあるようだ。
日経記事2024.02.29より引用
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・Satoshi Nakamoto(サトシ・ナカモト)の正体、ビットコイン、そしてブロックチェーン
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/806911b45aa67f53bd5c09b4c1929e72
・何故、国家は通貨を発行するのか? そしてシークレット・サービスhttps://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/ad8dbd19c06042c1abdacc6dc0e1e021