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フォルクスワーゲンのスト、10万人参加 工場閉鎖に反発

2024-12-04 15:53:35 | エレクトロニクス・自動車・通信・半導体・電子部品・素材産業


VW従業員らは終日ストを起こし、街中で工場閉鎖の撤回を訴えた(2日、独北部ハノーバー)

 

【フランクフルト=林英樹】

ドイツ最大の産業別労働組合IGメタルは3日、フォルクスワーゲン(VW)の従業員らが2日に起こした大規模ストライキの参加者が約10万人に上ったと発表した。

ストは工場閉鎖に反発し、本社のあるウォルフスブルクやハノーバーなど独全土の自動車組み立て・部品工場、子会社12拠点で終日行われた。

 

VWの独国内での大規模ストは5万人を動員した2018年以来6年ぶり。経営陣が公表した独国内の3工場閉鎖や従業員数万人の削減、月給の一律10%カットなどのリストラ計画について、労組は「業績悪化の責任は経営陣にある」として撤回を求めている。

ストには2日の朝番から夜勤シフトの従業員らが参加した。参加者が最も多かったのはウォルフスブルクの4万7000人で、カッセルの1万2500人、ハノーバーの9000人と続いた。

 

IGメタルの交渉責任者、トルステン・グレーガー氏は3日「(ストは)従業員からの絶対的な決意のシグナル。VWは正気を取り戻し、悪夢のような計画を終わらせるべきだ」と語った。

4回目の労使交渉は9日に開かれる。両者の主張の隔たりは大きく、難航が予想されている。

 


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