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先日たまたま読んだ「くらら」が面白かった。
(少し前にNHKでドラマになった)
アンテナを張っているわけでもないのに不思議と関連情報が目に留まる。
ほくさいの美術館があるよ、と。
で、珍しくおのぼりさんとなって出かけた。
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ビッグウエーブはあまりにも有名だ。
ほんとは「おえいさん」(娘)の作品を見てみたかったが、
今回は展示されていなかったので残念。
しかし、どれもとても面白く鑑賞することが出来た。
小説が文字から目に見える物へと替わった感じ。
そして、次はそこから・・・
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ボロを展示してあるミュージアムへ足を伸ばす。
以前から気になっていたところだが、先日の新聞記事には来年3月で閉館と載っていた。
この際ついでによってみる。
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これ、どてら。布団代わりに使われていたもの。
何度も何度も手が加えられてそれでもまだ使い続けられた姿は、もう、壮絶・・・
東北の寒さにこんなものでよく耐えていたと、その生活を想像する。
今では考えられないが、実際の営みだったのだ。。。
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どんな小さな布でも大切に大切に縫いつなげてある姿は本来のパッチワークだ。
意図せずともまとまった一つの作品のようだけれど、
こうせずには生きていけなかった暮らしがあったのだ。
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もともと何かに付けて「もったいない」と思って身の回りの品も捨てられないで
とっておく方の人間だ。私。
でも、もったいないのは物だけでなく、時間にも人にも人間関係にも、
もったいないは存在し、無駄にしてはいけないのだ、と改めて教えてもらった。
(最後の2行)
しかし、都心の観光地は人で一杯だった。。。ふ~