昨日天気も良く雨の心配もなかったので国立博物館に興福寺の「阿修羅展」と国立西洋美術館の「ルーブル美術館展」を観に行ってきた。
時節柄多くの修学旅行の学生や、美術ファン外国人がいつものように訪れていて、「阿修羅展」では入場に50分を要した。先に国立西洋美術館の「ルーブル美術館展」から感想を・・・。思いがけない出展に驚かされた。
以前パリのルーブル美術館で僕にとってモナリザと双璧のジョルジュ・ド・ラトウールの「大工の聖ヨセフ」が出品されていたからだ。僕自身にとってはだが、この一枚を観るだけで十分価値があった。
勿論レンブラントやベラスケス、ムリーリョ・・・フェルメールの作品もあり、特にルーブルが所蔵するフェルメールの一枚「レースを編む女」は小さな作品ながら相変わらず光とブルーが良い。ルーブルで僕と同じようにラトウールに感動したという婦人の印象を聞いたが、中央に手を掲げたその手のひらに透ける蝋燭の灯の少年に擬したキリスト、ヨセフの額に反射する蠟燭の明かり・・画面全体から精神性が窺えると。
鳥取から修学旅行で来たという中学生も作品の前で盛んにメモをとっていた。ルーブル美術館の場合観るのに何日もかかるので結局的を絞ってのものになるが、今回の場合絵画に限定し時代的にも絞り込んだ作品が71点出展されていた。
「阿修羅展」は薬師寺展での日光菩薩、月光菩薩と同様に360度後ろ側からも見れるように展示されており、
一般的な仏像とは違う現代的な顔形の美しい立像。十大弟子や八部衆(一部18日まで)、運慶作の四天王像(1189年鎌倉時代)。
大いに堪能し帰りはいつものように銀座まで足をのばし食事をして、ゴルフショップを二、三軒覗きアマンドのシュークリームを買って帰宅した。
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